「にいちゃん…」を含む小説

【MF文庫Jから発売中！】 「安藤くん、おはよう♪」 「朝倉さん、はよう……」 (学校で一番の美少女の隣の席になった。ぼっちの俺に挨拶してくるとは、なんて優しい人なのだろう。…

　ドッペルゲンガーとは、本人と全くそっくりな存在で、本人を殺してまでなりすまそうとする妖怪の類いだ。 　そんな物騒な妖怪だと、自称妹が、自称し始めた。 　話を聞けば、どうやら僕に…

帰り道、男の人が道に座り込んでいたんです。それで、私を見るとよろよろ立ち上がって。なんだか怖くて、早歩きでその人を追い抜いて、家に帰りました。

　半年前、突然親父が姿を消した……。 　莫大な借金？ 若い女？？ 詳しいことはよく知らないが、おかげでご近所や学校じゃ肩身が狭いし、母さんは新興宗教にハマっちまうしで、踏んだり蹴…

ど田舎出身の従兄弟が上京する。 部屋探しを手伝ってくれと言われた俺は 仕方なく不動産屋に付いて行くことにした。 しかし、そこは俺の知っている不動産屋とは一味も二味も違っていたん…

　あわてんぼうのサンタクロース。 　そんな名前の歌があったはずだ。 　クリスマスよりも前にやって来て、鐘を鳴らしていく、たったそれだけ。 　それなのに、昔はずいぶんこの歌を気に…

新型のウイルスによって、世界中にゾンビが発生していた。でも、その数はほんの数百人から数千人。 以前より狭苦しい生活にはなったけど、俺達は呑気に生活していたんだ。 ＊＊＊＊ この…

「あたしね、ホラーゲームの実況をよく見るの」 　学校内で一番の美少女と噂されている橘穂乃花（たちばなほのか）さんが、そう言っていた。 　だから、僕こと鈴木優太（すずきゆうた）…

夜の公園で起こった小さな出来事、切ない話、乾いた話

強さを追い求め自らの力で異界に渡ってしまった男がいた その男の名はチカラ 世界を救い神をも超える物語が今始まる ※批判歓迎

　わたしは猫カフェちゅーみぃのスタッフ、くるみちゃん。今日もポカポカ日向ぼっこしていたんだけど――。

うっかり死んじゃったわたしは、天使のうっかりミスによって魔王に転生することになっちゃった！ でも魔王らしいことはしなくていいって言うから、のんびり生活しながら勇者様が来るのを待っ…

高階位の冒険者になれば引退後も国が面倒を見てくれる素晴らしい人生が待っている。 そう思って日々魔物退治に明け暮れていたんだけど、あることがきっかけで高階位の冒険者ってほんとに優遇…

夢の中で会ったあの子は泣いていた。 普段の様子からは想像もできなかった。 どうしてこんな夢を見たのか気になって仕方がなかった。 ただの僕の妄想なのか、それとも何かを暗示しているの…

　今日は10月31日！ 　何の日か、皆知ってるだろ？ 　そう、ハロウィンだ！ 　ぼくの名前はゆうき！　小学三年生！ 　この日が来るのをずっと待っていたんだ。色んな家のチャイムを鳴…

「手短に話しましょう。あなた方別の世界からやってこられた人間には、我々にはない特殊な力を持っています」 「おおっ！？きたきた、異能ってやつか？」 「……単純に科学知識とかかもしれ…

俺の名前は『五十鈴　隆』　四十九歳の独身だ。 俺は最近、リストラにあい、それが理由で新たな職も探すことなく引きこもり生活が続いていた。 そんなある日、家に客が来る。 その客は喪…

学校へ行き、塾へ行き、ごくごく普通の生活をしている「俺」には、普段は忘れていることがある。 それは、振り返るといつもいる「アレ」のこと。 無関係だと無視し続けた「俺」が、長じた未…

主人公の香音の勤めているお店に新しく入ってきた青年は礼儀正しく容姿も良いTHE好青年だった。そんな彼に仕事を教えることになった香音だが……

このおはなしはふぃくしょんです。 これはししょうせつではありません。 なぜなら、くうそうじょうのはなしだからです。 わたしたちはろんぶんのなかにも、えっせいのなかにも、しょひょう…