「KAC シリアス」を含む小説

どの時代でも十六歳で死ぬ王女と、世界が終わるまで死ねない聖女の話。

士狼様は、狼の姿をした神の血を引いた、退魔師の一族だ。そして私は、代々それに使える従者の家系。 だけど士狼様の力は、一介の高校生が持つにはあまりにも重すぎた。 望まず授かった力…

奴隷の少年の思い出と、やがて犬になる少女の中途半端な優しさ。 元「奴隷」の秀才少年は飼い主となり、才色兼備の加害者少女は飼い犬となる。 ふたりが再会して、どうしようもなく、ペッ…

娘は可愛いものです。 どんな状態でも可愛いものです。 そんな父親の声、お届けいたしましょう。 二話構成となっております。

ぬいぐるみが、人に買われて捨てられるまでの小話。

シリアス書きが転生物を書いたらこうなります。 今年のKACは777字で全テーマ書きます。こちらが一作目。 どうしてもそれ以上の字数を使って作品が書きたくなったら、777字小説に…

KAC20231作品です。誰が何と言おうと！ 下剋上本望屋さん。777文字。 それは、理想の相手と自分を重ね、冷静に比較し、足りない部分を別のもので補うか、そのまま伸ばす勇気を与…

仕事帰りの『俺』は一人、何を思う？

古代文明の研究に全てをそそぐ“ハザマ教授”と彼の唯一の助手“エドガー”がおりなす推理劇……とは名ばかりのコメディ作品。 シリアス展開はほぼ皆無です。

『僕』は告白して、失敗してしまう。 でもある時、ある一冊の手帳を見つけて…？

元気がなさそうに机に突っ伏している白髪女性に近づいていく桃髪女性。 「どうしたの？」 「無くしちゃった」 白髪女性はお宝をどこかで無くしたらしく、二人で一緒に探すことになった。 …

部屋の模様替えをしていた私は、見覚えのない装丁の本を見つけて中を開く。 それは、自分とあの人が出会った頃の、あの人の日記だった。

度重なる災害・環境汚染からヒトを守る最後の砦。 その片翼は失われた。 ※未公開長編作品の一場面です。

其の世界では、黒と赤は罪の色とされている。 かつて世界の均衡を崩した神々の持っていた色。罪の証。 だから、黒や赤の色彩を持って生まれてきた人間は忌み嫌われる。 賞金稼ぎであ…

真夜中、ベランダにいる奏の元に缶ビールを持って俺は向かう。

青髪女性と白髪女性が歓談していると、いつの間にか時刻は十二時を回っていた。 スマートフォンヌを確認すると、綺麗な月に静かに見守られている事に気づく。 そして、お腹の虫も騒ぎ始める…

夜中になると胸の奥で疼く「もやもや」。 注射器で吸い上げれば、気持ちはすっきりする。 けれども吸い上げたこれは、どうしたいいのだろう。 ※鬱注意です。 ※KAC2022第十回「…

異世界転生したと思ったら、 ステータス画面に猫パンチを喰らって全部バグりました。 3900字

忌まれて排斥された少年と、冷酷無比な魔王様との、出逢いの物語。

ある日少年は魔王と出会いました。 魔王はそんな少年に言いました。 「疲れたから殺しに来てくれ」 こうして魔王と少年は旅に出ました。