「歴史のミステリー」を含む小説

臣と呼ばれる地方に 里の者が決して立ち入ることのない山があった。 その山は嘗ては「天狗山」と呼ばれていた。 しかし、長い歴史の中で その山の名前は人々の記憶から消えていった。 た…

現在、NOVELDAYSにて 現代SFミステリー：偶然を装う必然か【霊ろ刻物語（上）継承の章】で公開中のためカクヨムはお休みしています。 https://novel.daysn…

例えば、『1582年：本能寺の変で織田信長　自害』 歴史の教科書ではこの程度だろうが、そこにいろんなドラマや裏事情があったはず。いろんな歴史の断片をテーマに考えた事、こうだったん…

日本史史上最大のミステリーとされる本能寺の変。 その事件の外葉と登場人物をもってフーダニットの単純ミステリーが展開される。 探偵役は真犯人明智光秀。 果たして光秀は犯人を見つけ出…

戦争が長引く世界。束の間の平和を壊す疎開通知によって僕たち家族はバラバラになった。 大人たちに連れていかれた疎開先で『訓練』と称し毎日穴に潜る日々を過ごす双子の兄弟はこの世界に疑…

人を殺さずにはいられない少女と、不死の身体を持つ従者が、互いの身体と心の秘密を解き明かしていく物語。 暫くは週一更新予定。

遂に明かされるメル・リーナとルイス･ラファールの正体。そして、彼等の向かう先では絶望的とさえ言える戦場が広がっていた。《龍虫》との死闘、《騎士喰らい＝ナイトイーター》の真実。《傭…

姉想いの或る弟は、歩けない姉を見舞うため病室への暗い廊下を歩く。今日も、明日も、きっとその先も。 ◆遥か昔に書いて部誌に載せた作品を転載しています。 ◆改稿なしですので表現の未…

東方外征の始まったゼダ女皇国の皇都パルム。名門大学生である4人は仕組まれた偶然として出会う。一人は後に母校エルシニエ大学の学長まで上り詰め、激動の時代史を纏め上げる史学者の卵ディ…

関ヶ原の戦いで全焼し、再建から３８０年が経過した美濃一之宮・南宮大社。江戸初期より社殿に巧みに隠されてきた暗号に気付いた若き史学博士・坂城真。真は亡き祖母と交わした約束を思い出し…

2018年、弟が大量の昆虫を買ってきたこと、そして卵を腐らせてしまっていた政府（両親）の悪政が原因で、大量の異民族・コバエが家に侵入してくる。それを迎え撃ったのは、かつて政府の悪…

ページに作品リンクを順次つける予定 （転載先行） 【インタビュー項目一覧】 １　メイン活動サイト ２　得意なジャンル ３　好きな物語の傾向 ４　つい主人公にしてしまうタイプ ５…

この物語は、遠い昔、東方の島国で起きたとある戦争が題材になっています。その時代の東方の資料は非常に貴重で、この作品は物語の形をとっていますが、歴史的資料として充分に価値があります…

２０世紀初頭、イギリス。イートン校に通うウェントワース・ハード＝ウッドとレナード・リーヴスは相変わらず奇妙な関係を続けていた。そこに現れたクラスメイトのウィリアム・ラング。彼の誘…

ことのは文庫様より『青き瞳と異国の蓮　いわく、大坂唐物屋に呪いあり』として書籍化されます。 発売日は「12月20日」になります。表紙イラストは、さくらもち様に描いていただきました…

時は戦間期ヨーロッパ。緊張する国家間を駆け巡り、外交交渉を行う者がいた。彼の名前は安芸峻一朗。日本人であり、周囲からは伯爵と呼ばれていた。そして彼は自らを『独立外交官』と称してい…

吉乃がアルバイトをしているオダマキ堂は、地元では人気の定食屋。吉乃の関心はもっぱら、オダマキ堂の売上アップと評価について。しかし近頃、オダマキ堂の付近では「幽霊弁慶」なる怪異に襲…

裕福な家庭の娘、コンスタンスの青春は決しておだやかではなかった。 母は家を出て、父は仕事でいそがしく、仲の悪い義母との暮らしは苦痛でしかない。 そんなときに父の会社が破産し、学院…

破戒無慚──仏の戒律を破りながら良心に恥じぬこと。 その言葉にちなみつけられた流浪の僧、名を無慚。行雲流水のごとく行脚する先々で起こる奇怪な事象に、奇妙な力をもった無慚が挑む噺。…

霧の朝、S県S市の寺町にある、S寺に白い着物の美女が現れる。 住職の姉は不思議な女を寺に招き入れると、彼女はこの寺の縁続きの者だという。 そして、この寺であった古い物語を語り始め…