歴史のグレーゾーン

雨鬼 黄落

第1話 人間の起源とは?

単純にあり得ないと思うんだよね?


シーラカンスは3億5000年前から進化していないのに人間は500万年くらいで猿からヒトに進化?

猿は猿のままなのに?


蝶ははじめ、ゲジゲジの醜い幼虫で女の子に「ぎゃー!きもい」とか言われながら、サナギになり、蝶に変化すると「綺麗」と大絶賛されるが、これは誰がしたのかわからないけど、そういう設計の昆虫であって「変態」であり、進化ではない。


そもそも進化とは何か?というと、ある生物、同種のグループにおいて、性質が世代の経過につれて変化する現象なのね。

小学校や中学校の歴史の教科書に猿から段々と進化して現生人類(ホモ・サピエンス)に進化する絵があったりした。


これはダーウィンの進化論に基づいた人間の進化を表現した図なんだけど、今の教科書には掲載されていない。


進化論とは、生物は不変のものではなく、自然淘汰を経て長時間かけて次第に変化してきた、という仮説なんだけど少なくとも教科書内では「退化」してしまったようだ。


この進化論というのはあの有名なチャールズ・ダーウィンが最初に唱えたものではなく、結構古くからあったようで。


古代ギリシアの哲学者アナクシマンドロスは、生命は海の中で発展し、のちに地上に移住したと主張していた記録が残ってる。


「母なる海」というやつね?


ところで現在、アウストラロピテクスからネアンデルタール人、そして原人を経て、現生人類(ホモ・サピエンス)に進化したとされた説は今崩壊してる。

これだと単純に長い時間をかけて1種類のヒトが数珠つなぎで進化していたように見えるけど、今はそうではないとされている。


人類の最初の類人猿とされたアウストラロピテクスって今はただのチンパンジーの化石とか言われてる。

400万年前から200万年前に生息していたとされるアウストラロピテクス。


二足歩行していたと言われてたけど、まず発見された洞窟が87万年前にできたものという別の研究結果が発表されたのよね?それにアウストラロピテクスの手足の指やつま先が軽くカーブを描いた形をしていることから、木の上で生活するチンパンジーの特徴と同じであったことからも、最初の人類というより「ただのチンパンジー」だとされたっぽいね。


ということは少なくとも87万年前から今のチンパンジーも進化してないってことになるよね?


ネアンデルタール人と現生人類のホモ・サピエンスも起源は同じの別種とされているらしいのよね?

それにそもそも、猿に近い類人猿とされた化石と、原始人とされた化石は発見されてるけど、その中間の生物がないのよ。


猿の次はいきなり、人間の化石っておかしいよね?


進化したというならその中間生物が存在するのが当然だし。

だけどこの仮説を証明する中間生物は存在しておらず、「やはり創造論が正しい」という風潮があった。


創造論というのは、誰かが最初に人間を作ったという説で、わたくしも実はこっち系で、創造主は神様ではなく、UFOというさらに、そっち系なのね。


だって、そっち系の方が夢があって面白いし。


やっぱり人間だけが猿から進化したというのは説明がつかないからなのね。

キリンやシマウマは洋服を着ないし、テーブルで食事もしない。


猿やチンパンジー、ゴリラはいまだに猿だし、チンパンジーだし、ゴリラなのよ。


人間だけが特殊すぎるのよね?

でもこう考えると普通なのよ。


「人間は最初から人間だった」とね。


ところが、これまでミッシングリンクとされた穴を埋める大きな発見があった。

なんと半猿半人の化石が発見されたとか。


2013年南アフリカの人類化石遺跡群の一部、ライジングスター洞窟で発見された。


脳容積はアウストラロピテクスと似てチンパンジーに近く、現代人と比べてもかなり少ないけど、頭蓋骨の形状は猿人よりも人類に近いよう。

骨格の構造が猿人として知られる原始的特徴と、初期人類で知られる現代的特徴をあわせもつ、奇妙なバケモノのようで。


関係者によると、腰から下の下半身の骨だけみると現代人とほぼ変わらないようなんだけど、腰から上は猿人の特徴を持っているという。


このホモ・ナレディは23万6000年〜33万5000年前あたりで現生人類が世界に広まる初期段階ではないかと推測されてるんだけど、学会からは懐疑的な視線を投げかけることに。


どうも証拠よりも、主張が先行するタイプの発見者で学会からもかなり嫌われ者だとか。

本人のリー・バーガー氏は・・・


「ツタンカーメンや、ロゼッタストーンに匹敵する大発見だ」


と豪語してることもマイナスに働いてるっぽい。

ただ特徴が似てるってだけで「その後、ヒトへ進化した」証拠にはならないかと。

ただ、そういった特徴をもった絶滅種の猿だという否定的な意見を跳ね返す証拠は今のところない。


100歩譲ってヒトの中間生物だったとしよう。

そこでDNAレベルで進化した証拠が発見されるだろうか。


実はDNAレベルでは何も進化の形跡は見られないのではないかと思えてならない!


よく国内の観光地で城観光にいった時、天井が低い事に気がつくよね?これは昔の武家社会の格式文化か何かかと勝手に勘違いしてたんだけど、実は単に昔の日本人の平均身長は150cmだったってだけなんだよね?


小人だったのよ。

日本人は!


明治以前は牛肉なかったし。

明治以降、外国の食文化が輸入されて以来、日本人の体格は大きく変化してきた。

ナイスバディのオネエチャンもよく見かけるし。


今の日本人は170cm以上なんて当たり前じゃない?

それはDNAレベルで進化したのでしょうか?

いや単に成長しただけだと思う。

進化論というのはDNA発見前の論理なのよね。


なのでDNAでの進化って実はいまだに証拠は発見されていない。


2010年、2013年にネアンデルタール人と現在の人間のDNAを比較し、その相違が進化となるのではと研究がすすめられた。


実は現生人類は2%のネアンデルタール人のDNAを保持してることが研究から判明しているのね。


その比較検証の結果は衝撃的なもので、ネアンデルタール人のDNAは現在の人間が保持する2%のDNAとほぼ同じだという結論に達し、研究者を困惑させてるのよ。


したがってネアンデルタール人は現代の人間に進化する前の人間ではなく、DNAレベルでは現在の人間と変わらなかったという奇妙な結論になる。


これは進化ではなく、交配により獲得したDNAなのよ。

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは交配していたという事になる。


以前はネアンデルタール人とホモ・サピエンスは別種で交配できないという説もあったけど、今では覆されてる。

実は、2012年にロシアで発見された約90,000年前の10代の少女の化石が、母がネアンデルタール人、父がデニソワ人であったことが判明。


しかも母のネアンデルタール人は初期のホモ・サピエンスのDNAも保持していたとか。


つまりは同じ起源を持つヒト科の生物は異種交配によってそれぞれのDNAを保持することで進化というか、融合種を作り上げたっぽい。


例えば、コンピュータの世界ではWindows、Mac、Linuxとそれぞれ種類はあるけど、元々は0か1のバイナリデータを扱うことでは起源は同じなので今OSの種類は関係なく、さまざまな機能拡張が可能となっているが、それと同じように人間も異種のDNAを保持するとで突然変異でもなんでもなく、進化でもなく、機能拡張という変化を起こしていったというのが、実は真実に近いのではないかと思えてならない。


実はこれはヒト科に限った話でもなく、異種交配は他にも見られる。


3万5000年前に絶滅したホラアナグマのDNAは現在のヒグマのDNA内部で確認できたりする。


ネアンデルタール人も、我々であるホモ・サピエンスも、デニソワ人も基は同じヒト科の生物で、アフリカ大陸からヨーロッパ、中東、アジア、アメリカと渡り、環境や食の違いにより、それぞれ特徴が表面化して身体的な変化をもたらした。


しかし、人の交流はそこに止まらず、支配する側とされる側、中には友好的な合流などで交配があり、それぞれの特徴DNAを持つ新種が誕生していったというところかも。


なので、どこまでさかのぼっても「人間は最初から人間」だったかもね。


1920年代の旧ソ連で、スターリンは科学者に、痛みを感じず文句を言わずにただ命令に従う人間兵器の研究を命じたんだけど、白羽の矢が立ったのはイリヤ・イワノフ博士だった。


イリヤ・イワノフ博士はなんとメスのチンパンジーに人間の精子を注入、また何も知らされていない人間の女性にチンパンジーの精子を注入するという奇怪な人体実験を行ったという。


その結果はいずれも失敗!


同じウマ科のシマウマとロバの交配は成功したのに、同じ先祖のはずの人間とチンパンジーは失敗した。


これこそ、人間が猿ではなく、「人間は最初から人間で猿とは別生物」という確固たる証拠かもしれない。

そもそも、チンパンジーは人間のように話せないしね。

ところで、人の特徴でもある、その言語能力だがこれは同種の起源であるヒト科生物から脈々と受け継がれてきた能力かもしれない


最近の研究から、人間の言語を司るDNAが存在していることが判明したらしい。


FOXP2と呼ばれるこのDNAは人間だけが持つ特殊DNAなのだ。


FOXP2は脳や、肺、腸などの発達における遺伝子の発現制御に関与していることが分かっている。

がしかし、このFOXP2の進化の過程、起源がどこにあるのかが謎となっている。


実はこのFOXP2はネアンデルタール人にも全く同じものが検出されていることからもヒト科の特徴として初期のヒト科生物から持っていた可能性ももちろんある。


地球上の他の動物には決して存在しないヒト唯一の特殊DNAであるFOXP2は果たして自然淘汰の中で生まれたものなのか?


それとも創造論的解釈で「誰かがもたらした」のだろうか。


現在、アメリカ空軍が撮影したUFO映像が世界に衝撃を与えている。

アメリカ軍さえもこれが本物だと認めている。

しかし、これは今始まったことではなく、昔から存在していた。


世界各地に存在する巨石建造物には説明のつかないオーパーツが多く存在している。


聖書の英訳で「神GOD」は実はヘブライ語では「天から舞い降りた人々」という意味になる!


実はUFOアブダクションは古代社会でもおこなわれており、これを古代では「神の啓示」と解釈されたとしたら、その際古代人にFOXP2遺伝子を組み込んだとしたら、まさにFOXP2とはエイリアンDNAという事になる。


エイリアン=説明のつかない事象の接着剤という感じは否めないが、肯定する証拠はもちろんないけど、全否定する証拠もまた、ないのよね?


ただ、このエイリアンDNAのおかげで人間は地球上で特殊な生物だということだけは確かのようね。


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