「書物 本」を含む小説

　争いが絶えない世界を憂いた神によってすべての魔法の力は人々から取りあげられ、書物として〈魔法図書塔〉と呼ばれる巨大な塔に封印された。それでも人々は争いをやめず、塔に封印された魔…

2021年6月より開始。読了した書の集積。 本を求めるあなたの参考になるかもしれないし、ならないかもしれない。 ※週一でもいいですが、一週間ではあまり多く読み切れないので、月一…

夕焼け色に燃える炎。 魔界に関する書物が燃やされていた。 Copyright ©︎ 長月瓦礫 無断転載禁止。 All rights reserved.

　実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞はつまらない毎日を送っていた。 　しかし、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた…

半世紀前、世界から文字が消えた。 機械はプログラムを失って動かなくなり、書物は白紙の塊に。 口伝と身につけた技術のみで物々交換によって暮らす人々。 そんな中、ごく少数の人間は特殊…

　私が入手したのは『ビスケット』と呼ばれる闇の書物だった。信じがたい噂のある本だったが……。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

私、雨宮兎(あまみやうさぎ)は痛覚無効のスキルを所持した吸血鬼に転生した。 遊び場にしていた廃教会の中で、地下を見つけて地下の奥で1冊の書物を発見した。 その本を開くと、私は…

世界のあらゆる書物を納めると言われている宮廷の大図書館。 しかし、そこに所蔵されているものは一筋縄ではいかない本ばかり。 若き責任者のクリティアス(ちょっとキレやすい)のもとには…

※本クエスト（作品）は、メインストーリー第1.5部および外伝「絶対零度の鎖」、「天蓋の塔と幽冥の魔女」、外典「剣の唄と失楽の翼」第４話をクリアし、喝采「ミグランス王国国立劇場」の…

　少女は書の魔の見える体質だった。みつかれば「処置」されてしまう。 　だが、利発で書物より多くを得た彼女にも将来は不安なものだった。 ※書の魔という設定に基づく短編です

　世間の皮肉な格言をあつめた『マーフィーの法則』は有名ですが、本作は、愚生が個人的にメモしておいた『文藝版のマーフィーの法則』集です。はじめのほうはいいかげんに書いたものですが、…

　図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。 　その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。 　気がつけば美少女…

　女に貢いでもらったお金でギャンブルをするのを人生の喜びと言うロクデナシのヴィスは、そのギャンブル癖と勝手に貯金を手に出したことによって、今まで養ってくれていた女神ラセルアに家を…

（※本作はステキブンゲイにて砂東塩名義で公開中です） 『ことだまひびきわたれり』紫宮厳治／著 紫宮家四十三代目当主　紫宮厳治（しのみやいずはる）は養女である花蔵（かぐら）に秘術…

天才女子高生作家としてデビューした二筆流（にふでながれ）。 これは彼女をとりまく作家たちの物語。 まるで筆が二本あるような速筆と、作品の多彩性でライトノベル界を一世風靡した彼女…

小さい頃、書店で働いてみたいと思ったことが何度もありました。 それだけ、本が、読書が好きでした。 ある日、書店員アルバイトとして働くこととなりました。 これは、書店員になりたての…

　江戸末期の文化５年（1808）。浅草・伝法院通りに中堅どころの店を構える書物屋・信濃屋は「だれかを傷つける意図で出版された邪な本、志の低い本は絶対に扱わない。それが商人の矜持っ…

この本を読んだ時の記憶を、記しておこうと思う。 俺の人生を変えるような本との出会いや、本屋そのものの記憶も含めて。 ※他の投稿サイトでも投稿しています。

時は大正三年。東京の片隅に旧華族の血を引く、それは美しい兄妹がひっそりと生活しておりました。 兄は昆虫学者。妹は図書館の管理人。 二人は日がな書物を読み耽り、本さえあれば満ち足り…

以前からインド占星術が好きだったので個人的にまとめ。 本を読みつつ、こう考えたら面白いんじゃないかなあと考察も入れます。 が、クッソ素人なので「これで全てがわかった」とかは全然…