蓬埜文庫(私の読書文化史・外伝)
蓬葉 yomoginoha
6月(2021年) 新書類
単純明快、読書記録です。ちょっとだけ内容にも踏み込みます。
名前は何でもよかったのですが、
ちなみに私は、目標として、月4冊以上を読破するとしています。ここには漫画と小説は含みません。じゃあが何入るん? ということですが、簡単に言えば新書類です。中高生の方がこれを見ているかわかりませんが、わかりやすく言うなら、説明文・評論みたいなものです。
一応、週に一冊を目安にしているので月4冊です。
では今月読んだ本をここに置いていきましょう。
目次
①中西嘉宏『ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相』 中公新書(中央公論新社、2021)
②古川隆久『
③茶谷誠一『
④橋本義彦『
⑤藤原聖子『宗教と過激思想』 中公新書(中央公論新社、2021)
[新書・選書など]
①中西嘉宏『ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相』 中公新書(中央公論新社、2021)
→5月に読了した根本敬『物語 ビルマの歴史』に続いて、ミャンマーに関連する本。
ミャンマー西部に住むイスラーム系移民ロヒンギャは、国内で
②古川隆久『
→日本文学(古典)を専攻としている私は、卒論のための資料を探すために大学図書館の書庫に入ったのだが、その時に目に入った一冊だった。もちろん、卒論とは無関係である。
近衛文麿は戦前に、三次にわたって総理大臣を務めた人物である。日本史を勉強した経験があれば覚えている人物であろうが、
日本史大好き人間の私は、極力歴史人物に対して好き嫌いを作らないようにしているが、近衛に関してはあまりいい感情は持っていなかった。
この本を読了した今となっても、その評価は大きくは変わっていないが、一つ認識を改めねばならないと思ったのは、近衛は決して信念のない人物ではなかったということである。軍部や側近、他の閣僚など、周りの勢力のいうことに
③茶谷誠一『
→見つけた経緯は②と同じ。
牧野伸顕を知っている人はかなり歴史通だと、著者の茶谷さんはおっしゃっています。
牧野は、大正から昭和初期にかけて政治家、内大臣として活躍した。当時、天皇の側近である内大臣は、政局にも関与する職だったため、相当神経をすり減らしただろうと思われる。現在ではあまり知名度は高くないものの、戦前、あるいは終戦直後の日本では、引退後も
ちなみに、父は明治の
④橋本義彦『
→見つけた経緯は上ふたつと同じ。ただし、こちらは専攻の関係もある。
卒業論文を作るためにいろいろな資料に当たっているが、ほぼ必ずこの本が参考文献に上がっていた。そのため、手に取ってみた次第である。
知っている人はまずいないと思うので簡単に言うと、平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した
⑤藤原聖子『宗教と過激思想』 中公新書(中央公論新社、2021)
→こちらは、興味による。
いわゆる過激思想と呼ばれるものがある。では「過激」とは何か。ひとくくりにはできないそういった思想について、各宗教の「過激」思想やその中心となった人物に触れながら解説していく。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教など、主要な宗教における「過激」思想を説明した本だった。個人的には、「チベット仏教」における抗議の焼身自殺についての部分が衝撃的だった。また、
①の、ロヒンギャ問題と
(漫画編に続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます