6月(2021年) 漫画類

 続いて漫画類です。さっきの新書類に比べて読みやすいと思います。これに関しては読みやすさなんてどうでもいい気はしますが。

 なお、この部分は断りのない限り、2021年6月出版です。


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目次

①遠藤達哉『SPY×FAMILY』 7巻 (集英社)

②石塚千尋『ふらいんぐうぃっち』 10巻 (講談社)

③ビーノ『女子高生の無駄づかい』 9巻 (KADOKAWA)

④矢村いち『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』 4巻

                           (秋田書店)

⑤みやびあきの『珈琲をしづかに』 4巻 (講談社)

⑥柊ゆたか『新米姉妹のふたりごはん』 9巻 (KADOKAWA)

⑦カツヲ『ひとりぼっちの○○生活』 8巻 (KADOKAWA)

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[漫画類]

①遠藤達哉『SPY×FAMILY』 7巻 (集英社) JUMP COMICS +


 非日常系の話(異世界転生とか、SF、バトルものとか)がいちじるしく少ない私の漫画文化の中でも、かなり面白いと思う作品。有名なので、あらすじなどは不要か。

 

 8巻はヨルさんの話が中心となることでしょう。楽しみ。


②石塚千尋『ふらいんぐうぃっち』 10巻 (講談社) 週刊少年マガジン

 ド日常と魔女の話。かつてアニメ化したらしい。青森県が舞台。今回は真琴の里帰りが多くを占めていました。

 相変わらずまったりまったりとしている雰囲気。話のまったりさにつられてか、新刊が一年に一冊しか出ないのもすばらしい。昔の友人たちも登場して、異変解決をしたりしています。


 11巻は2022年の初夏。この作品が出るとともに「あー夏だなあ」と思う年は、まだまだ続きそうです。



③ビーノ『女子高生の無駄づかい』 9巻 角川コミックス・エース 

                             (KADOKAWA)

 こちらもある意味、日常の話。表紙を見るとリリィってやっぱだいぶ可愛いんだなあと思う。そして一ページめくるとマジメことにのまえかなでのアップカラー画像。この漫画の美人枠の本気か。

 

 個人的には(この巻における)第二話「わかさ」が一番ツボです。確かにあるわと、笑いながら見ました。ちなみに、もし漫画は見ているけれどアニメは見たことないという方がいたら、見たほうが良いです。オリジナルの話もあったりするので。個人的にはドラマの方も面白かったです。

 

 さて最後に、ビーノ先生はご出産されて育休中だとか。ほんとうに、おめでとうございます。



④矢村いち『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』 4巻

 SHONEN CHAMPION COMICS (秋田書店)

       

 新刊が発売されていたのに気付かなかった漫画。最近集め始めたばかりなので……。

 最近、こういうコミュニケーション系(と私は読んでいます)の漫画が流行っていますよね(水あさと『阿波連さんははかれない』以来からでしょうか)。

 ただ、それぞれ全然違う話です。


 この話はTwitterで有名らしい。

 私は全然やらないので知りませんでしたが、確かに流行はやる理由がわかるような、そんな話です。綺麗な世界だけではなくて、現実的なところも結構率直に描いているのが特徴的でしょうか。


 喋れない少女と心を読める少女、ありそうでなかった構成です。すごいなあって、素直に思いました。

 


⑤みやびあきの『珈琲をしづかに』 4巻 モーニングKC (講談社)

 高校三年生の貴樹たかきと喫茶店のマスター紫都香しづかとの関係性がえがかれます。もしも「私的! 美しい女性キャラクターランキング 」なるものを作るとしたら、紫都香さんは結構上の方にランクインします。

 着物美人ってこういう人のことを言うんでしょうね。あと泣き黒子もキュート。

 

 貴樹君の清純な感じもいいです。あんな風に誰かを思えるなんて貴重なことだと、そう思います。


 ちなみに私はコーヒーが飲めないので、コーヒーの味や挽き方についての共感は、残念ながら全くできません。


⑥柊ゆたか『新米姉妹のふたりごはん』 9巻 電撃コミックス NEXT      

                              (KADOKAWA)

 親の再婚によって姉妹になった二人が、料理を通じて本当の家族になっていく話の第9巻。

 表紙が綺麗! そんな感想がまず頭に浮かびました。本編を読むと尚更この表紙の良さがわかります。あやりとサチの表情についてもね。第1巻の、お互いさぐりさぐりの感じはどこへやら、今は普通の家族より家族かもしれません。

 

 あと名字「水谷」って言うんだって初めて知りました。これ以前で言及されてたっけ。記憶にありません。サンマの塩焼き食べたい。



⑦カツヲ『ひとりぼっちの○○生活』 8巻 電撃コミックス NEXT

                             (KADOKAWA)

 今月最後に読んだ漫画。そして、最終巻……。

 高校入試・面接と卒業が今巻の中心。主人公「ぼっち」と「かいちゃん」は仲直りできたのか。


 「友達になってください」という言葉がこんなに感動的になる作品は、この作品以外に多分ないです。最終巻というのもあって、何というか、とても感動しました。特に126pの「なこ」がもう……って感じになります。なこは一番初めにぼっちと友達になった女の子だったので、「そうだよなあ……」って思いました。いい話でした。


 

 今年に入ってから完結する漫画が増えてます。田中靖樹『サマータイムレンダ』(個人的に『うみねこ』と同じくらい難しいタイムループ系の漫画)や、あらゐけいいち『CITY』(読む人を選ぶ、ぶっ飛んだ世界観が特徴的な漫画)などです。そして『ぼっち』も完結してしまいました。下半期にはどの漫画が完結するんでしょうか。

 来月はの10巻が出ます。楽しみです。



 今月はこんな感じでした。

 え、小説編は? と思われたかもしれませんが、現代の私の読書文化に「小説」は入っていないのです。経緯は「私の読書文化史」本編をご覧になればわかりますけど、そんなわけで小説は皆無です。ごめんなさい(?)。

 

 ではまた来月に。

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