「戦国歴史 時代小説」を含む小説

　齢たった十一の千熊丸は細川晴元より和議を石山本願寺の一向宗と結ぶように命じられる。

　時は戦国、山深い大木村に、「巫女姫」と呼ばれる少女がいた。年は十九、小夜（さや）という。風を操る不思議な力を持っていたが、その力は村内だけの秘密とされていた。 　ある日小夜は山…

鎌倉幕府設立者、源頼朝に「師父」と呼ばれた「千葉常胤」 時は1180年 平清盛により伊豆に流されていた源頼朝。 34歳で挙兵するも、石橋山(神奈川県小田原市)での戦いで平氏に敗…

武人は兄が長期出張になったため、姪っ子たちの面倒を見ることになった。 兄の家は歴史書がいっぱいで、姪っ子たちもどうやら歴史好きな模様。歴史に詳しくなく、子供の扱いも知らない武人は…

時は戦国時代、常陸国筑波郡小田邑。戦国大名小田家とその軍師　天野源。未来から来た源のせいで歴史が狂い始める。源は天羽源鉄となり、歴史を変えていくことを決めたのだ。果たして、源は小…

安国寺恵瓊というと、信長の横死と秀吉の出世を予言したことで有名な外交僧だが、その最後は関ヶ原で西軍に味方し、六条河原で斬首されるという非業の死を遂げた。 恵瓊ほどの鋭い予見力を持…

偉大なる父親、黒田官兵衛の名声の前に、有能ではあっても父親には劣ると評されることが多い黒田長政。 果たして彼は本当に父に劣る存在だったのだろうか？ 関ヶ原後に官兵衛が言ったと言わ…

惟任日向守こと明智光秀は、己にそっくりな老僧、随風を見つけて影武者として雇う。 武田家を滅ぼした祝勝の宴席上での失言。石見、出雲への転封の内示。そして、安土における徳川家康の供応…

江戸幕府第二代将軍、徳川秀忠の名前はおかしい。 松平元康は旧主である今川義元の「元」を捨てて「家康」になって今川家から独立し、鍋島信生は旧主である龍造寺隆信の「信」を捨てて「直茂…

人生に詰んだ俺は、交通事故に遭い死んだ。 そう思った。しかし目を覚ますと、何故か戦国時代。そして、あの徳川家康に逆行転生していたのだ！ 現世では人生詰んでいたが、この戦国では天下…

筑前筑後の時代小説シリーズ「巷説江戸演義」と「風説百魔草紙」そして、「妖説徳河水滸伝」の、全ての始まりとなるエピソード０。 これを読んだら、全ての謎は解けます！ ※実は連載小説…

　時は永禄三年五月。統一した装備に身を包んだ集団の中に異色の者が紛れ込んでいた。その男の名前は、前田利家。織田家において『槍の又左』と名の知れた剛の者であった。 ※『第二回　決…

この話は戦国時代における能登畠山氏の終期におけるお話です。 能登畠山氏７代目畠山義総の寵臣であった温井総貞（紹春）と守護代の家に生まれながら不遇の少年期を過ごした遊佐続光の二人が…

戦国時代末期、後の始皇帝である秦王・政に挑んだひとりの男がいた。撃剣の名手にして羽声の力で人の心を自在に操る侠客・荊軻と彼を迎え入れた北方の国・燕、そして燕の歌姫・雪蘭に待ち受け…