「恋愛 和風ファンタジー」を含む小説

　――此処はかつての讃岐の国。そこに、古くから信仰の地として人々を見守って来た場所がある。 　弘法大師が開いた真言密教の五大色にちなみ、青黄赤白黒の名を冠した五峰の山々。その一つ…

豪族葛城の娘の韓媛には1人の幼馴染みの青年がいた。彼の名は大泊瀬皇子と言い、大和の皇子である。 一方大和では、大王の第1皇子である木梨軽皇子が、同母の妹の軽大娘皇女と道ならぬ恋…

息長筋の皇女の忍坂姫は今年15歳になった。 父の稚野毛皇子は、彼女の婚姻相手に今の大王の弟である雄朝津間皇子を考えていた。 忍坂姫と雄朝津間皇子の婚姻の話しは、稚野毛皇子と、…

吉備の海部の娘である佐由良は、祖父からの指示で、采女として大和に行くよう告げられる。 そして大和で彼女は、先の大王の皇子である、1人の青年と出会った。 だが彼は、吉備に対して良…

600年代の飛鳥時代。 稚沙は大王の炊屋姫の元に女官として仕えていた。 そんな中彼女は、蘇我馬子の甥にあたる蘇我椋毘登と知り合う。 だが自身が、蘇我馬子と椋毘登の会話を盗み聞き…

“鬼姫”と恐れられる少女は、本物の“鬼”に望まれる。“彼” は、優しく少女に囁いたーー「愛している、白雪」（和風ファンタジー）

BLです。 ワケアリの少年、吾田影（あがた・よう）は、桜の季節に見知らぬ洋館に異世界転移。 そこで知り合った青年達と自分たちだけの関係を築く。

願いを一つ叶える代わりに人間の寿命をいただきながら生きている神と呼ばれる存在たち。その一人の蛇神、蛇珀(じゃはく)は大の人間嫌いで毎度必要以上に寿命を取り立てていた。今日も標的を…

“化生(けしょう)”それは妖魔や神、仏が人と子を生した存在…… この物語は、狐の化生の陰陽師、安倍晴明が 鬼の血を引く化生の少女、美夕と出会い、織り成す平安幻想草子。 晴明と美夕…

鬼女の名は紅葉。本名を鹿野呉葉。 公家の出でありながら山賊に身を落としたという、数奇な運命を辿った女性である。 彼女にはかつて、愛する人がいた。しかし、その恋路には大きな障害が立…

　あまねく天と地と海を、"天帝"が統べる世界にて。 　天象と呼ばれる地で3500年もの歴史を誇り、栄華を極めていた火宮家は今や没落し衰退していた。 　100年前から台頭してきた新…

世界には五行の神々が存在する。木ノ神、火ノ神、土ノ神、金ノ神、水ノ神。そしてそれらを統べるのが太極と呼ばれる神だ。 五行の神はその強大な力故に、生まれ落ちる際に魂をふたつに分け…

初見の方用にネタバレなしをがんばりながら、私は推し作品への愛を叫ぶ。 カクヨムで読んで気に入った作品や、カクヨム外の他サイトでのお気に入り作品の他薦もあり。どこから読んでも大丈夫…

春、うっかり川に落ちて気づけば遠い昔の時代に来てしまった少女、彩夜芽（あやめ）。 そこで彩夜芽と同じく人でない者が見える少年、結理と出会う。 その出会いがきっかけで事はゆっくりと…

東と北を大国に挟まれた小国、彩葉（いろは）の国の第三皇女・栗姫は、義賊団の紫苑党に拉致された。要求は都と地方の取引価格の是正。しかし拉致された当人は、牢屋の中でお茶を飲みお菓子を…

──幼い頃の約束、あなたは覚えてますか？ 子どもの頃遊んだ祖父母の家を、片付けることになった大学生の篤紀。 誰もいないはずの座敷で、彼は泣き声を耳にする。 （ホラー要素無し、ちょ…

神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。 神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。 追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚…

三千年の歴史を誇る神千皇国の皇帝家に生まれた日香。 皇帝家は神の末裔であり、一部の者は先祖返りを起こして神の力に目覚める。 月の女神として覚醒した双子の姉・月香と比較され、未覚醒…

村の為、千代は、竜を祀る巫女として役割を果たしていた。ある日、旅の武士・清和頼によって千代は化け物から救われ、頼を看護することになる。次第に頼に対し恋心を持つ千代だったが、それは…

【※受験のためお休み中です】 親から煙たがられて生きてきた主人公、神和住望緒は、何を思ったのか、廃神社へ行くことにした。そこで朽ち果てた賽銭箱に五円玉を入れると、灯篭に火が灯り、…