概要
良い名前だな。焼いて塩を振ると美味しい。――13歳×14歳の和風恋物語
東と北を大国に挟まれた小国、彩葉(いろは)の国の第三皇女・栗姫は、義賊団の紫苑党に拉致された。要求は都と地方の取引価格の是正。しかし拉致された当人は、牢屋の中でお茶を飲みお菓子を食べ、快適な人質生活を送っていた。見張りの少年・獅子は、口は悪いながらも姫の身の回りの世話を細やかに手配する。木の実を採りたがり、草木染めをしたがり、元気に牢屋の掃除もする皇女。しかし、都からは一向に取引に対する返事がなかった。
人質としての価値のない皇女と、その皇女の世話をせっせと焼く見張り役の少年の、一生懸命な恋の話。
人質としての価値のない皇女と、その皇女の世話をせっせと焼く見張り役の少年の、一生懸命な恋の話。
読んでいただき有り難うございます。
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