鬼の花嫁

妃沙

表紙

d73977fad6bb


“あちら”と“こちら”


“現世”と“異界”


“人”と“異形”



貴族の左京院さきょういんに生まれたニノ姫である“白雪”は人間であるにもかかわらず“異形”と蔑まれていた。


“鬼”が持ちうる紅の瞳が原因だった。


屋敷中の人間は畏怖し、彼女を蔑む。


唯一、彼女の姉である“緋雪”だけが妹をかばう。



しかし、白雪は素直になれず姉にもつれない態度をとってしまう。


そんなもどかしい毎日を送っていたある日、“異界”から“異形”――“鬼”が迷い込んだと騒ぎになった。



偶然の接触をしてしまった白雪は、鬼に己の瞳を見せると、鬼は仲間だと思い込んでしまう。


それを否定しつつ、彼女は怪我をしている鬼を、彼女の“特殊な力”で癒し、逃げるように忠告する。


何とかことなきを得て、またあの畏怖の瞳を向けられる毎日に戻ると思った瞬間。



「――迎えに来た。私の花嫁」



そう言って、見目麗しい一人の鬼が白雪を迎えに来る。



異形×人



これは、異種族同士の交錯する切ない恋物語。




「私は、“人間”ですよ」


「愛し合うのにそんなことは関係ない、白雪」





↓よろしければクリックをお願いします。




※画像は素材サイト“Dream fantasy”様より。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る