「和風 日常」を含む小説

「申し訳ない。その婚約、なかったことにはしていただけませんか」 東の端の島国が、世界に港を開いて云十年。 その島国のさらに端っこで、春、ひとりの娘が婚約破棄を告げられていた。 …

普通の日常をこよなく愛す高校1年生・七条和臣。 ある日和臣は、真夜中の公園で、学年一の美少女・水瀬葉月が妖怪退治をしているところを目撃してしまった。 いつもの日常の裏に存在した、…

「参拝客は来ん。じゃが、錆びだけは貯まるのぅ。あ？誰が好きでこんなに静かな寺の神をしていると思う。くじ引きに負けたんじゃ」 ド田舎に位置する風月山（かざつきやま）の頂上の寺・風…

　高校二年生の伊澄潔乃は、八年前、木蘇円窟神社の祭りの最中に行方不明となったことがあった。不思議な場所へ迷い込んだ彼女を救ったのは、焚き火のように燻る大きな黒い狐。潔乃は彼を「神…

響国の都。日常的に妖や式神が存在し、呪術が使われている世界。陰陽師として忙しく働く美緒は、ある日、東宮の警護に当たるよう命じられる。 東宮の後宮には最近大臣家の姫君である華奈姫が…

大清康熙二十一年、琉球国。清から帰る船のなかで怪しげな肉の切り身をうっかり食べてしまった、若きエリート官僚の朝明と己煥。気がつけば死なない体になってしまっていて――― 不老不死の…

心臓病により入院している、女子高生の織田原萌華。彼女はある日、源平、戦国、幕末の歴史人物が2つの勢力に分かれて争う異世界・夢幻魔界に転移してしまう。 男装し茶屋で働き始めた萌華は…

保護者となる人物・大石漣の誘いを受け、遥々現代日本から皇国に引っ越した萱野駿之介と妹の柚。 しかし異国の地に着いたら、おかしな出来事が立て続けに発生。 降ろされた場所は船着き場で…

小さな町の小さな神社に小さなお社がありました。参拝客に気付かれることなく、誰に手を合わせられることもなく、小さなお社は境内の片隅にひっそりとありました。はらりはらり。落ち葉の音か…

　日下京子（ひしたきょうこ）は霞が関で働くキャリア官僚。激務に日常を忙殺される日々を送っていた。そんな日々の疲労がたたり、京子は不幸にも過労死してしまう。 　死んでしまった京…

――中学一年生のゴールデンウィークに、八神鈴は突如として失踪した 身元不明の孤児である鈴と共に育った義兄の八神伊月は、鈴の行方を捜し続けていたものの、空振りに終わり、五年の月日が…

神と人と妖怪が住まう日の国。 そんな世界の日常の一編。

　はじめてあった日に、しかめっ面なままの、四角い顔で言った言葉を覚えている。よしの先生はそう言ってから、ほンの少し目を伏せた。僕が何でもないような感じで、何て言われたンです、とだ…

忍と主君を繋ぐ『鎖』。 鎖に囚われし下忍葉月の、普通の日常の物語。

日常アリ、戦闘アリ、ホラーはマジほんのり。 妖狐アリ、電脳ミニ、呪術もそれなりにアリ。 どこかにありそうで、どこにもない。そんな怪異みたいに異質な物語。

虚空に浮かぶ腕を見た話です。

本当に女の子がイチャイチャする 単発の小説を書くだけです。 なんてことのない甘ったるい日常

　とある村の共有物として育つ翔太朗が、親切な村人たちと過ごす「ひと夏」。 　村の数少ない子供の中で最年長の女子のいたずらにより性に目覚めた翔太朗は、次第に過去に置き忘れていた記…

【東北の田舎を舞台にした和風ホラー】「最近変なことが起きる？したっけ、あそこの商店さ行って、店番の若旦那さ相談してみらい……」宮城県北部の小さな田舎町。長屋作りの商店街の中心に建…

中野米蔵さん88才。今日も良いお天気です。 日課の散歩で近所の公園へ・・・今日も元気に徘徊中です。 米蔵おじいちゃんは、若くして不思議な体験をしたのです。 18才の時、不思議な…