怪奇雑記――待つもの――

　はじめてあった日に、しかめっ面なままの、四角い顔で言った言葉を覚えている。よしの先生はそう言ってから、ほンの少し目を伏せた。僕が何でもないような感じで、何て言われたンです、とだけ返すと、よしの先生は、ふふ、と笑って――駅舎でたむろして姦しく話を弾ませる女学生たちのような、本当に純粋な笑顔で――何でもないことだったのよ、と言った。

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　これも過去に書いた作品です。豪華な文が書きたいと思って試行錯誤したあとがみられますね（他人事）。
　かなり読みづらいと思います。「それでもいい！」という心の広い方のみがお読みください。

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