「名付け」を含む小説

　神様は少女と蛇の生まれる場所を交換した。……結果出来上がった蛇みたいな女の子と、人間みたいなヘビ（とその通訳達）が奔走するお話です。 四鳥国という閉ざされた小国に、…

　我々人類は、この広い宇宙の中で本当に孤独なのだろうか。誰しも一度はそんな疑問を抱いたことがあるだろう。 　今までの観測結果によると、生命が生まれる可能性のある惑星や衛星は、この…

森川樹生は生来の虚弱体質で、幼い頃から入退院を繰り返してきた。 そのうえ家族の手厚いケアも虚しく、高校一年生（１６歳）という若さで死を迎えてしまう。 無念のうちに生涯を終えた樹生…

拙者、弁慶と申す。 かの歴史上の人物と同名であることが、誇りであり、申し訳なくもある。 日々、若のお世話をするのが拙者の務め。 「弁慶！おい、弁慶！」 「は！ただいま！」 若が呼…

日本地図の傑作に始まり、３年間の時を経て突如活火山化した歌集がさらに進化しました。 名付けて、 わしの傑作　SuperS なお、このSuperS（スーパーズ）という表記は、某…

近未来、地球は数多のエイリアンが不法滞在する世界になっていた。 各国は独自に対地球外生命体用特務機関を設立。 「Alien Reaction Multi Squad」 通称ARM…

突然起こった【大災害】。それは大勢の人間から奪い、少数の者には与えられた。与えられたのは超能力に近い力、現代科学者がその力に【魔法】と名付けた。 　与えられた者の子孫の一人、月隠…

　今世紀初頭から施設の広報紙や職場の掲示板に投稿してきた＜ほっと一息＞（略称＜ほ＞）と名付けたショートエッセイです。ときどき昔の自信作もあげていこうと思います。 ２００９年の＜…

個性を出す為に、タイトルに論理記号を入れてみました。 読み方は「りのあくま、または、じょうのかみと、しんせかいのエバンジェリスト」です。 【平等と幻想の女王編あらすじ】 貧しい…

※第一部完結しました。現在は一章の改稿作業をしつつ、第二部を隔週～不定期更新予定です。 商業ギルド支部の警備員ブレイズは、ある雷雨の夜、魔境の森で大怪我をした少女を見つける。…

とある田舎村――仲睦まじく暮らす夫婦の元にひとりの子供が生を受ける。 元気に声を上げる我が子を初めてその腕に抱き、まさに幸せの絶頂を迎えていた夫婦に産婆が告げたのは、残り３年とい…

人形作家であるやずねは，「百合」と名付けた人形と暮らしていた。彼女は唯一動くことのできる人形であった。彼女は僕の理想の「百合」になってくれる。

　今から28年前のことだった。突如として空から生命体が飛来した。後に天使と名付けられた生命体は、一瞬にして世界の在り方そのものを変えてしまう。圧倒的な力をもつ天使に、異能力で立ち…

突然森中に響きわたる叫び声。 館で暮らす子供たちは、それを”呼び子の叫び”と名付けた。 その声が聞こえるたび、館には新しい子供が増えるからだ。 だが、大人たちはそれをあまりよく思…

――ようこそ、玉響《たまゆら》天文台へ。 玉響は「一瞬」や「短い時間」を意味する言葉です。 星辰のようにキラキラと光輝く玉響な物語達を観測できる場所、という願いを込めて名付けまし…

長きに渡り戦争が続く二つの国。 身分社会の王政国家・ペルフェクト王国。 国民の代表たる議員によって成り立つ議会制の国・シュタルクヘルト共和国。 ペルフェクト王国軍の少将・オル…

本人にしか見えない星を見れば命が消える――宿星症候群と名付けられた現象が世界に生まれた。 星を見て“運良く”死ぬための奇妙なクルージングツアーで、連続死亡事件が発生。巻き込まれる…

　その男は、幼名を“奇妙丸”という。人の名前につけるような単語ではないが、名付けた父親が父親だけに仕方がないと思われた。 　父親の名前は、織田信長。その男の名は――織田信忠。 　…

カクヨムの「自主企画」として私が継続的に主催している「偽教授杯」と名付けられた一群のコンテストがあります。ここは主に、その結果発表に用いるための場所です。特殊な性質なものなので不…

　令和33年、突如として現れた門。 人類が【ゲート】と名付けたそれは 様々な種類の凶悪な魔物を世に放った。 　世界の全人口の四割は魔物に殺され軍隊は現代武器にて応戦。 　しかし、…