概要
読み方は「りのあくま、または、じょうのかみと、しんせかいのエバンジェリスト」です。
【平等と幻想の女王編あらすじ】
貧しい片親の家庭で、ネグレクトの母親に育てられてきた女子高生、鏡原みゆりは自分の体が我慢さえすれば容易く金になることを知った。
ネットで相手を探し、自分の体を金に変える日々を送っていたある日、ひとりのボーイッシュな同い年くらいの子と出会う。相手は本名は名乗らず、ハンドルネーム「ケロッキー」と名乗った。その子曰く「みゆりのように辛い思いしなくても、格差を無くしみんなを平等にする方法があるっす!」と言い出す。
そんなケロッキーに連れてこられたのはとある廃工場。そこの地下にはコンピュータに囲まれた空間があった。
ケロッキーよると
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ぶつかり合う二つの正義。情の神VS理の悪魔!
終末を間近に控えた現代……来たるその日の為に神と悪魔は先導者を集い、新世界にとって必要のない者を粛清していくという物語。
日常に潜むクズのような人間を粛清する場面もあれば、先導者同士の奇能バトルもありと、現実と非現実が交ざり合う、まさに骨太ダークファンタジーです!
神だから正義で悪魔だから悪という単純な話ではなく、どちらの言い分も理解できて、まるで読者である我々に「君ならどうする?」と問われているかのよう。
だからこそ面白い! ただ読むだけではなく、考えさせてくれる作品です!
あと随所にプロレスネタがあるので知ってると面白いかもしれません(笑)
というわけで、読んでみな……飛ぶぞ! - ★★★ Excellent!!!神か悪魔か、異能バトル物が好きな人たちへ!
第一部「終末を望む者」編までを読んだうえでのレビューです。
本作は、神と悪魔の陣営にわかれて戦う異能バトル物としてはじまるのですが、まずもって登場人物たちが魅力的です。第一部だけでも、それなりの数のキャラクターたちが出てくるものの、その全員が個性的という贅沢さ。
加えて、その登場人物たちが使う特殊な能力――奇能が面白い。キャラクター同様に、たくさん出てきます。それら奇能もきっちりと書きわけられているので、このキャラの奇能はどんなふうだろう、と想像するだけでも楽しいです!
筆致が軽やかなため、ストーリー展開もテンポがいい。
異能バトル物が好きな人に、ぜひ、おすすめです! - ★★★ Excellent!!!悪魔と神、どちらが正しい世界を創る?
~本編より抜粋~
いまの世界は終末を迎え、そしてその後に人類にとって理想郷とも呼ぶべき新世界が創世される。その後の新世界創世のために、悪魔と呼ばれる存在から指名された先導者エバンジェリストたち。
終末までにできるだけ多く、理に従う人間を増やす使命がある。
また、新世界創世へ向け、邪魔となる連中を粛清するという使命も。
悪魔から与えられた奇能という能力を使い、理に従う人間のみで構成される新世界創世を目指す者たちが、夢城真樹(悪魔)の許、そうでない者たちを粛清していく。
一方、天園司(神)は、情深き者だけで構成される終末後の新世界を創生するために敵対する。
どちらが正しくてどちら…続きを読む