みなさまは衛星ガニメデをご存じでしょうか。
太陽系第5惑星"木星"の周囲を回る、衛星の1つ。それがガニメデです。
名前はギリシア神話に登場するガニュメデスから取られ、大きさは月の約1.5倍と太陽系内の衛星の中で最大を誇ります。
そんなガニメデですが、2024年現在でも海が存在する=地球外生命体が存在する可能性がある場所として、研究・調査が進められています。
それを題材として書かれた、このSF小説「ガニメデへの旅路」。
とても内容が重く堅苦しいイメージがありますが、海氷を割るようにページを開いてみると、そんなことはありません。
きちんと纏められた文章に、極力用語を抑えた言葉選び。
文体も硬すぎず軽すぎず、登場人物同士の会話も多く、気軽に読める内容がポイントです。
宇宙に、SFに、そして地球以外にいる生き物に。
星のロマンを胸に抱いている方、この小説を一読することをオススメします!