「化け物？ ホラー」を含む小説

「因習村座敷牢人外青年祭」参加作品。 魅鬼と呼ばれる化け物がいる。集落で長らく飼われている獣は、誰もを魅了し、愛されていた。尽きぬ餓えを抱える獣と、彼を愛することをやめられない人…

　ある夏の日のこと。学校に登校していた女子高生の赤丹彩華は、突如として恐るべき異変に巻き込まれる。街の人々のほとんどが、頭を鉄に覆われたゾンビのような化け物になってしまったのだ。…

招待状を送ったよ ''一緒に行けば怖くない''って 天国とか 楽園とか そんなの嘘なんだけどね 君が捨てた世界を見てみなよ 遺した身体に群がる醜いヤツら 家族も友人も…

美味いものに目がない、と人は言うが、その実私は「見慣れない食い物」に対してとことん意地汚いだけなのである——。
 腹から餌を溶かし飲む魚、貘人の夢料理、田舎から送られてくる妖精の…

狂ったショートショートの怪談にようこそ。

突如現れた人の形の化け物が人を喰う、奴に目をつけられた俺は逃げ出すが、蛇の舌に捕らえられてしまう。 俺はこのまま食われてしまうのか?!

屋上で飛び降り、命を絶とうとした主人公、"湯澤　司"。しかし、気がつくとそこは、見知らぬ不気味な洞窟の中だった。そこで、記憶喪失の幽霊、"幽"　と出会う。 様々な場所へ飛ばされ…

あらすじ。 『新居』私は家賃月三万の部屋に住んでいる。ある夜、睡眠時に天井を何かが動く音が聞こえた。 『いきもの』数年前に亡くなったバイト先でお世話になった先輩の家にお参りに行…

夜の干潟で遭遇するホラー。 公式自主企画「ご当地怪談」に寄せて書いた掌編です。

謎のウイルスが蔓延した世界で、変異体と呼ばれる化け物が跋扈する202X年の神解市。 掃除屋ユーコ•那加毛と片田が、 鉄と血の嵐にさらされ、先の見えない依頼をこなし続けながら、彼女…

どこを見ても同じ景色にしか見えない。斜面を下っても崖を登っても、獣道を辿ってみても一向に山道に戻れない…… 山道に積み上げられていた小石。あれを崩しさえしなければ……

唯一の友人が化け物になって同級生皆殺しにしたし、私はなんか改造人間だったことが判明したし、一体これからどうなっちゃうの？ まあ向こうが殺す気なら殺すしかないわね。

　家族の都合で、幼なじみの親友と離れ東京から九州の祖母の家に引っ越すことになった。 　ばあちゃんは笑顔で俺たち家族を出迎えてくれた。美味しいご飯を食べ、近くの銭湯で身体を清め…

ホラーって何だろう？その答えが見つからないので答えを求めて一生書き続けるであろう奇怪な短編集です。 特にこれという決まりを設けずに自由にホラーという怪物と対峙しようと思うので、ど…

その日、二人の男たちが山奥の村にたどり着いた。 幼馴染みの美海を探すために行動する二人。 だが村人は猟銃を撃ちながら罵声を浴びせる。 やっとこさ見つけた美海も様子がおかしくて。 …

注）この作品は「罪深き町に鉄槌を」の続編です。 1972年、夏。 前田千尋は、北海道にある漁師町「日向町」に巣食う暗部を掃討し、平穏な日常を取り戻した。 だが、それは彼女の知ら…

小さい時から不思議な能力を持っていた月詠桜。 その力は一度、封印されたはずだった。 だが、ある事故がきっかけでそれは復活してしまう。 この力を再び手にしたことで、自分の周りから…

街で定番のデートスポット。かわいいから美味しいまでなんでも揃う、たくさんの店が建ち並ぶ繁華街から少し外れたところに位置する橋の下。 市元和基の眼前には幅四メートルほどの川が、太…

　夕美映町、12月の午前6時前の時間。 　小学4年生・赤橙白太《ｱｶﾀﾞｲｼﾛﾀ》は新聞配達をしている最中 　百鬼の魑魅魍魎たちが集団で行脚をしながら、暁の遠い空のその先へと…

訳もなく心が怯えている 背筋がざわめく ぞわっと鳥肌が立つ 心の中で、行くなと声が聞こえる なんでもない日常のなか なんでもない一瞬に潜むもの わからないが、いる。 薄闇のな…