概要
僕は闘う。僕は逃げない。僕は全ての 「人・者」を救う。と決めたから――
夕美映町、12月の午前6時前の時間。
小学4年生・赤橙白太《アカダイシロタ》は新聞配達をしている最中
百鬼の魑魅魍魎たちが集団で行脚をしながら、暁の遠い空のその先へと還ってゆくのを目撃する。
そんな謎の生命体、UMAなのか(!?)と内心得体の知れないものを見た好奇心なのか。
その化け物たちを見た場所で夕焼けの時間帯に、試しにいっちょいってみるかー!〔そんなノリ!?〕夕日がなくなるまで【それ】が現れるのを待っていたが。
「な~んだ、何も現れないか。寒い寒い。もう帰ろ」
そんな白太にさえ【それは】近づき。────