「曖昧」を含む小説

作品のあちこちに道しるべとなるよう、ちぎったパンを置いたつもりです。 楽しんでもらえれば幸いです。

夢のような　本当にそんなことがあったのか 今では記憶も曖昧になってしまった　そんな思い出が誰にもひとつはある。 僕がある日出会った少女は「家を交換しよう」と言い出した。

リョウたちA高校生は、昼は「現実の」学校に通い、夜はネット上の学校「E-school」に通っている。「クラスチャット」を通して常にクラスメイトと繋がっており、アバターを通して学校…

「夏だから海岸に行こうよ、何の用もないけれど。それでかき氷を食べるんだ。それから暑さで何もかも曖昧になって、それから私は私をなくしていて、気が付くと自分の遺影を抱えていたり、ね？…

同じ国がある日分断された。ラインと呼ばれる境界線ができ、あちら側とこちら側を隔てた。あちら側は圧倒的に軍事力が高く、こちら側は抑圧されている状況だった。 同じ血が流れている、同じ…

　何が飛び出してくるか分からないびっくり箱。張り巡らされた予防線と言う名の防犯センサー、ブービートラップ。　――そんな大それた事を言いながら、もの静かに進行して行こうと思います（…

公募で得た評価シートを元にした、区分け？ まあ、評価シートの公開はＮＧなので、どの公募の評価なのか伏せるし、曖昧にぼやかします。 こんなもんだよー、小説書くの難しくないよーっ…

人の心はいつも曖昧で、ふいにカッチリしてて。どうしようもなく非現実的で、現実的だ。 妄想癖のある女の子と、その妄想そっくりの女の子。彼女達は何を繋げようとするのだろう。

夏を前にして、「私」の家に「カヤさん」がやってくる。そこにいるのかいないのか、どこまでも曖昧でぼんやりとした存在。ちりちりと煌くような瞳だけが、どこまでも、まばゆかった。

北に進むか、南に進むか、はてまたあべこべに進むか。 ふとした時に現れるバベルという不思議の国。 あらゆる人の眼から描かれる靄がかった国の曖昧な伝聞録。 さくっと読めるショートシ…

まだ学生だった私が、アルバイトをしていた頃の、いわゆる思い出話。 かつてと比べると、本当にいろいろ変わりました。 あと、車の話もちょっとだけ。

春の虚無感。 五月病とも異なる憂鬱。 どうしようもない距離。 私は揺れに身を任せ、あの頃に想いを馳せる。 © 2018 Tsuchimikado Hibiku

初めて書きます。 転生したらしい主人公の、意識が追いつかないのに、巡っていく日常。 曖昧な記憶を引っ張りながら、納得出来ない日々を愚痴って過ごす。 成長…。あるのかなぁ……

二十歳になって誘われた同窓会。久しぶりに会った友人の岩井と一緒に、小学生のころ埋めたタイムカプセルを掘り起こした。中身は二つの金メダル。どちらも同じ縄跳び大会の金メダル。しかし縄…

※作者より 　作中に登場します『ＮＨＫネットクラブ』は、２０１９年１１月３０日をもちまして終了いたします。 　詳しくはＮＨＫのホームページをご覧ください。 　何を思ったのか、某…

　と、今更もし言えても、仕方が無いと言えば無いのだが。第一、とうの昔に過ぎ去った話だし、また会いたいなんてこれっぽっちも思っちゃいない。 　――……どーも。木元です。ふと、昔の…

【短編小説】 この世の何を正とするのか。何が絶対と言えるのか。 現実と空想の曖昧な境界に立った時、何が根拠になるのだろう。 起こりえない、ありえないと、誰が言いきれるのだろう。 …

不思議が大好きな大学生の京也がある雨の日、「黄昏時」に「見つけた」のは存在が曖昧で不思議な青年、碧。 まるで捨てられた野良猫の様にずぶ濡れて蹲っていた彼を拾ってみたものの彼は名前…

デリヘル嬢と曖昧な関係を続けて3年が過ぎた。 もう逢わないと決めたのに…。 僕は、なぜ彼女が他の男に抱かれにやってくるラブホテルでバイトしているのだろう。 監視カメラに映る彼女…

・あらすじ かつて、音楽ゲームはアーケード、アプリ等の分野で多岐にわたって存在していた。しかし、システムがワンパターン化していくにつれてユーザーは集まりにくくなっていたのかもしれ…