「忘れた」を含む小説

昔の作品です。短編集から分離いたしました。 ※ほんの少しだけ自殺やそれに対する表現が含まれております。苦手な方はご注意ください。（他人からの伝聞として） ――あらすじ―― …

「――今日、大切な何かの記憶を失った」 1年分の記憶を失った17歳の少年、楠木 夜千(クスノキ ヨルカズ)。 昨日のことは覚えてるのに、17年の人生から虫食いのように忘れて…

夢のない人生ほど空虚なものはない。いつ追いかけなくなったのだろうか。向き合うのが怖かったのだろう。成就しなかった過去を。何より、想像するのも恐ろしいものだ。手を伸ばさなかった未来…

カクヨムに初投稿した時の衝撃が忘れられない。 二日間で７話投下して、PVがたったの9！！！ ゴミめ。そんな声が聞こえてきそうなPVだった。 「人、いなくない……？」 そう思っ…

　夫となるはずだった人は、結婚式当日に最も酷いやり方で私を裏切っていた。 ＊＊＊ 　なにもかも失い絶望した私は、成り行きで得体のしれない馬丁の男と一緒に町を出奔することにしたのだ…

　カラスは頭が良い、とよく聞く。人の顔も覚えていて、時期によっては、敵と目されると威嚇したり攻撃したりするらしい。 　住まいが山に近いのでカラスの姿はよく目にする。２０１８年の胆…

彼は短いひと時だけ現れる。 忘れていた過去のささやかな後悔に気付かせるために。 気付かずに道に迷っていることを教えるために。 まどろみの夢の時間が終わることを伝えるために。 誰か…

ある日、耳元で知らない声が し、目を開けると自分の事を主人と呼ぶ そして今起こってる事を聞かさせる。 魔王として新しい一歩が今開かれる。 物語はその時その時に書いてい…

『そうだ、ここに思い付きのネタの置き場を作ろう』 というわけで自分が面白いと思っても、それを上手く書く文章力がないもしくは完結まで書く決心がついていない時がありますが、それでも…

始まりの序章 それはとても暑い夏のある日 その日 死ぬはずだった少年の運命は 彼に出会い大きく変わる その水面（こころ）に降り注ぐ涙（しずく）のように その日 新たな運命（…

ツラい事があったら猫又村へおいで。全てを忘れて楽しく暮らせるよ。小説家になろう、ノベルアップ＋にも投稿しています。

■■県■■村へようこそ！ ■■村は人口600人ほどの、県下唯一の小さな村です。 山に囲まれた■■村にゆったりと流れる時間は、都会にはない穏やかなもの。 都会の喧騒を忘れて、懐かし…

アリアドネは聖女である。そのため、無能でもある。 聖女とは何なのか。どのような存在であるのか。 数百年以上も生まれていなかった聖女。 聖女に関しての伝聞は途絶え、僅かな歴史書にし…

現住所なんて知らない元カレを想って綴った手紙。 誰のもとにも届かない手紙。

七夕をすっかり忘れてしまった男のお話。

ショートの自伝的詩と束の間の逃避行

　甘利梨子は、ゲーム理論と言う経済の講義中に、自作のミステリー小説を書いていた。そして、梨子はそのミステリー小説の原稿用紙をうっかりその講義室に忘れてきたことに気が付く。梨子は急…

家族共々とある離島に移住してきた藍原希央（あいはらきお）は、順風満帆な離島ライフを送っていた。ところが、同級生の折谷菜音歌（おりたになのか）に嫌われていた。 心当たりはなくモヤ…

　　主人公ヴェーバーは前世で家族の使用人に裏切られ、家族全員が殺されました。その記憶を持って異世界に転生した彼は、自分に好意を寄せる幼なじみに出会い、過去を忘れてこの世界で生きる…