「私」を含む小説

斜め後ろの席に座っている、菜乃(なの)。最近やたらとこっちに熱い視線を向けているのは知っている。一方で、女の子どうしで一度は恋愛してみたいと思っている私。あくまで菜乃の方から「好…

これは、とある少女とその親友の、なんて事のない会話劇―― ※「小説家になろう」様、「アルファポリス」様、「ノベルアップ＋」様にも掲載しております。

あなたはきのう、誰になんて言って、どんな口約束をしたか覚えてる？　放っておけば無尽蔵に言葉が累積されていく、そんなおくちは無駄なだけ。 あの日、イトリがどんな言葉を欲しがったか、…

ひょっとしたら虫や血よりも、怪異よりも。 こういう事の方が、私にとっては気持ち悪いんです。

今打ち込んでいるこの文章は数年後の私にとっては、この世から微塵も残らないくらい抹消したいものであろうが、それでも私は今の気持ちをここに残したい。この文章は今の私の精神安定剤で、未…

悲しみを背負ったゆきちゃんとそれを支えるぱんだのひーろーのお話 (ハチさんの曲のパンダヒーローとは関係ないです)

　図書館に行った際、料理など作らないのに料理の本を手に取ることなどないだろうか。 　私はよくある。食べることが好きだから、料理の本を読むことで食べた気分になるのだ。 　今からあな…

【「これは【契約】だからね。契約とは、永遠の約束。だからこれは、君の薬指のサイズなんだよ」あのとき、契約を断っていたなら。私の一生の後悔への猶予は、いよいよアニメーションの世界に…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

大学生の僕が掃除をしているとある一本の電話が届く 私メリーさん。今〇〇駅にいるの そんな電話から始める夏休みの始まり

「これからも私と添い寝してくれませんか……？」 「……ビッチなのか？」 「私ビッチだと思われたんですか！？」 　人に恋愛感情を持てなくなった高校生・東雲凪は、電車でうたた寝し…

　教室で居眠りをした弘之は、気づくと沙漠にいた。 　そこで幼い少女と出会う。 　彼女は弘之のパートナーで、名前はまだないと言う。 　考えた結果、弘之は彼女を沙良と呼ぶことにした。…

そうね誕生石ならルビーなの……『ルビーの指環』から広がる波紋。

ある夏の日、バス停のベンチに座る。下り坂からバスがやってきて、一人の女性が降りてきた。彼女は私の横に座り、太ももに手を乗せた...

その瞬間から衝撃的な日常は始まった。 どこからともなく摩訶不思議な娘が現れる。何もせず、しゃべらず、ただ私を見つめる少女。これが、絶対力を持つカレンと城主たる私の出会いだったとは…

「愛してるよ、美沙稀」 「敦、私も……」 　愛してるのはお前の金だけどな―― ☆三題噺のお題： 詐欺、呼吸、空腹☆