「言葉へ」を含む小説

空を制する物は地上を制する。 どんな国、どんなゲームでもそれは機能した。 それこそ、現実の非情を背負って飛んでいる。 とある傭兵もそうみたいだ。今日も奴は飛ぶ。 地上に想いを置い…

　松本青と日高空は、些細な事で喧嘩をして別れてしまった元カップルである。 　ある日二人は映画の主演に選ばれた。それぞれが相手に隠してる思いを胸に、お互いが向き合うお話。

インディゴチルドレンという言葉がある… 否定も肯定もする気はない… そっとしてほしいが、分かり合いたい… 何を書きたいのか伝えたいのかわからないけど、表現したい。 矛盾に満ちた気…

　運営によるキャラ贔屓が原因で、好きだったスマホゲームがサービス終了になってしまった廃課金者のマリ。 　失意の中で眠りにつくと、目の前に女神を名乗る人物が現れた。 　私の世界を…

独白に近い手紙だ。 大切な人を失った悲しみを綴っているはずだった。 だが、それを読み返せば、それは、もはや、不幸の手紙に近いと思えた。

場面緘黙症の杉山茜には好きな人がいる。しかし彼女は彼の前で言葉を発することができない。 そんな彼女が助けを求めたのはカフェで働くちょっと失礼な女性、石田綾。 喋ることのできない茜…

なんとなくわかるような気がする、そのていどのコトバが並んでいく 嶋地凌　Twitterログ これは一方的な日々、身勝手な、なにか思い込みの恋慕で、 全く制御できない感情の転写…

本城 茜音(ほんじょう あかね)の 禁断の初恋と別れ。 山崎 楓斗(やまざき ふうと)の 淡く叶うことのない初恋と血縁。 そして、紺野 桜空(こんの さくら)と 里中 逸樹(…

　マッチポンプという言葉がある。自分で火をつけて、それを自分で消火するということ。マッチとポンプである。 　これはつまりそういう話なのだが、火がないところに煙は起きないわけで。…

ふたりからひとりになる女の悲しい夜

三条つばめは刑事らしからぬ男である。派手なファッション、高いヒール、女っぽい言葉遣い──しかしてその実態は、鋭い観察眼で執拗に犯人を追い詰めていく、優秀な警察官である。 古畑任…

婚約者のベン様は幼馴染で公爵令嬢のアリッサ様に呼び出されるとアリッサ様の元に行ってしまう。 お茶会や誕生日パーティや婚約記念日や学園のパーティや王家主催のパーティでも、それは変わ…

　壱岐(イツキ)はたまに、ガムシロップをたっぷり入れたアイスコーヒーを飲む。 　決まってその時は、彼にとって嫌なことがあった時で愚痴を聞くのが、双葉の習慣だった。 　だが、その話…

彼女は本を読むのが好きで、特に胸躍る冒険譚に目がなかった。 そんな彼女の思いは日に日に強くなり、ついには家族の反対を押し切って家を飛び出す。 憧れの冒険者になる為に―― 「悪いこ…

ドライフラワーショップのイケメン店長 深月忍がお客様の想いをブーケに仕立てるラブロマンス。 ショートストーリーで構成されてます。

好きな人の話をすると、必ずのように「叶わない恋」と言われる中谷稜華。その言葉通りに、一度も両思いになったことがない。 何度も失恋を繰り返す内に、ついに心が折れてしまう。「叶わない…

※性描写有りは保険です。 「他人からすれば、私たちの関係は狂って見えるでしょうね」 彼女が言った言葉だ。 俺達の関係は普通じゃない。彼女が言ったのだから正しい。 俺たちの関…

三波夏緒は4人組アイドルグループに所属し活動している。当時の自分のイメージとはかけ離れた芸能界での生活もようやく慣れ始めたころ、同期で同じくアイドルとして活動していた友人が自殺し…

今日は午前中で下校になった。私は先生に頼まれたことがあり、みんなより1時間遅くなった。ああ、おなかがへった。帰りにコンビニでおにぎりでも買って帰ろう。