「きみ」を含む小説

少年ニキアスが杖を持った背の高い女と出会ったのは、山狩りでのことだった。 その出会いは、愚かで、危険で、甘やかで。

2023.2.22〜。一般的な女子高校生（？）柚木美柑〈ゆずきみかん〉が平穏な日常生活を望む中、式神を使う少年や猫のような友達と交流して、今の自分を見つめ直していくゆったりとした…

主人公の緑ヶ丘続には、かつて永遠を《約束》した幼馴染の宿連寺凪という、どんなことが起きようとも守るべき人がいた。 続は、凪のためだけに、これまでの人生を歩んできた。 《約束》は、…

”彼”のいいわけを”僕”はおざなりに聞いていた。”僕”は多重人格者だ。部屋には人が倒れている。”彼”がやってしまったのだ。

ほんの少し前の日本の話。 え？　きみたちからしたら大昔だって？ そうかもしれないね。車もそんなに走っていなかった頃のお話さ。 ※この物語はフィクションです。

【KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～】 第5回お題『筋肉』参加作品

セルフレイティングは念のため。 マッチョな桝くんとメンヘラな米良さんは、高校の入学式で出会った。 桝くんの勢いに押され、米良さんは筋線維に引きずり込まれていく……！！ 専門的に…

自作の短編や随筆のまとめです。 「俺」が「きみ」に対して恋愛観を垂れ流したり、エスコートしようとしてるだけ。

『新入村者様歓迎』 　大きな横断幕が張られ、その先に二百人近い半裸の男女がいた。男はふんどし姿で、女は水着姿だ。誰もがやはり彼のような筋肉を身に纏っている。なんだこれは祭り会場か…

中学時代、チェロを弾いてくれた友人宅の並びに生徒会長の家があった。全校の女子が憧れた彼は、やがてプロ野球選手に。

ぼくは夜更けの散歩が好きで。ゾンビは暗がりがよく似合って。きみはなんだかぼくと似ていて。

大学卒業まであと半月。 仲良しグループ五人で、卒業旅行をした。 「なんか、飲み足りなくね？」 友人のそんな一言から始まった、コンビニまでの散歩。 たった、10分間。 でもこの…

【KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～】 第3回お題『ぐちゃぐちゃ』参加作品

忘れないで、ぼくたちは君をずっと見守ってることを……… KAC20232参加作品

話の序盤なのだろうか。 彼女は黙々と本を読んでいる。 彼女の席から少し離れた席に座る。 程なくして、彼女がコーヒーを口にし、僕の存在に気づいた。 彼女は照れくさそうに会釈する。…

大学時代からつきあっている永野と木村、ほとんど腐れ縁のように一緒にいて、すでにお互いがお互いの空気のようになっている。彼ら二人の、腐れ縁からどこへ行くのか、そういう一つのひっそり…

　きみが好きだった空色のワゴンに、きみが大好きだった本をつめこんで、ぼくは北へ南へと旅をする。

「死ぬとき」の気持ちが知りたくて、おれは真冬の雪の中に、薄着で飛び出した。凍える空気の中に立っていると、本当に死んでしまうのではないとか思う瞬間がやってきた。 そのときおれは、あ…

虹の向こう側のライラと僕はこっそり会っているんだ ライラと僕は仲良しになったんだ クロノヒョウさんのお題「今日の天気はダイヤモンド」から クロノヒョウさんありがとう！！ ５分で読…