「介護」を含む小説

福祉に対して、人々の持つイメージは概ね、良いと思います。 だが、その実情はあまりにドス黒く、知ってしまえば、とても福祉に携わる人々を手放しでは賛美出来ないと思います。

最近、テレビでは、老人ホームの必要性を必死に唱え、首相も何かの気の迷いか、それまでの厚労省の在宅サービスへの方向性を無視したような事を言う昨今ですが、世の中の人はどれだけ、老人ホ…

旅立ちの郷とは、安楽死の施設だった。

「海外出張中に夫が急死」――夫の上司からその事実を告げられた時、澄子は激しく動揺したが、幼い娘の姿を見てなんとか心を落ち着けた。彼女はその上司の紹介で、東京都豊島区にある特別養護…

　街で生まれ育った主人公のわたし。 　何も変わらない日常を送っていた、はずでした。 　ですが仕事終わりの帰り道に衛兵さんに誘拐されてしまいます。 　連れていかれた先はボロボロの…

　特養で寝たきりとなったお婆さんが語った過去とは……

認知症になった主人公の伯母は、近年実用化された高性能介護ロボットの利用を始めた。 『ラポール』――それが、彼女を支えるかけがえのない、ただのロボットの名前。

母の告白から浮かび上がった虐待疑惑。母親の介護を通して見えてくる家族の本当の顔。

ユウトは25の時に母親と縁を切った。そこから40年の月日が経過しようとしていたある日、何者かから身代金の要求が届く。彼はもう自分には関係の無い事だと言い切り、どうにか切り抜けよう…

再婚を繰り返す母を持つ少女、まこと。 彼女の生涯は波乱万丈だった。 ※こちらの作品はすばる新人賞に応募したものです。 一次選考に落選したものの、どうしても世に出したくてこのよう…

ダイヤモンドダストは老人問題や虐待、リスカの少女など、チョイ社会派？ 作中にポエムと短歌が挿入されています。 貧しい少女がシンデレラ姫になるまでストーリー展開、少し暗い内容で…

家族、そして、結婚、出産、 それに関する、社会問題。 評論 子育て 社会 貧困 短編 女性向け カクヨムオンリー 介護

都内にある介護施設で働く介護福祉士のヒロシ。給料や職場の人間関係に不満を持ちながらも、他にやりたい仕事もなく、ただなんとなく日々を過ごしていた。そんなある日、ヒロシは家に帰りたい…

自己中を絵に描いたような父が、頭を打って高次脳機能障害になった。 「こうじ君」と呼ばれる父と、その家族の話です。ノンフィクション。 父……元船乗り。酒とタバコが生きがいだったが…

「死にたい」のは「生きたい」から 闇の5年を経て、どんなに前を向いても、どんなに努力をして生き抜いても結局は闇に引きずり戻される。今一度振り返ってみると見えなかったものが見え、や…

人生不思議なもので、絶対自分がやらないと思っていた仕事についた。 "介護" これはその業界で働いていた5年ほどの間におきた話し。 暗いだけじゃない、面白可笑しい日々を記録し…

電車が遅れてしまい遅刻する、と慌てていた里帆は、改札の前で見知らぬ青年に「付き合って欲しい」と告白されて。 本好き眼鏡お嬢さんと押せ押せな青年のもだもだ恋愛話。 番外編：重ねて、…

本来、あり得ない更新を行った事により、デイサービスに実質的被害を与えながら、何一つ対応を取ろうとしないソフトウェア会社を紹介します。

「蟻の枝」、「蝉の死骸の日記」、「これはひどい」、「ミミのしっぽ」。 「喪失」をテーマに描かれる連作短編の純文学。