魔法の介護

@happyworld

第1話 完結

私は美咲 40歳。

今までいろんな仕事を転々としてきた。 自分が何をやりたいのか今だ定まっていない。ただいつも思ってる何か面白いことないかな。 自分の人生を輝かせる楽しくてお金が稼げる心が豊かになる。そんなハッピーで幸せになれる事ってないかな。

いろんな仕事を転々としているうちに巡りあった介護職というお仕事。未経験で介護業界に入り慣れない仕事に最初は苦労した。人相手だから言葉ひとつで態度ひとつで相手がどうでるかわからない。わからないから難しいし面白い。どこの職場でもあるだろうが、この業界ほど仕事のできない新人に対する風当たりは強い。

介護業界あるある失敗エピソードに利用者様とおしゃべりしすぎて怒られる。

美咲45歳 独身です。

仕事慣れてきた。結婚したいが相手はいない。いろんな男性と会ってもろくな男がいない。結婚はタイミングと縁だと言うが、バツイチで男で苦労した女友達の話を聞いていると、変な男と結婚して苦労するくらいなら腹をくくって女一人で生きていける仕事を決めてバリッとかっこよく覚悟を決めていけたらどんなにいいだろう。私にはそんな覚悟も度胸もない。彼氏っぽい人がいたことはあったが、ちゃんとした彼氏がいたことはない。基本自由でいたい人だから。とにかくじっとしているのが苦手。 常に活動しているのが好き。何かの本で読んだが常に多動的な人達のことをADHD発達障害というらしい。

私はたぶん病気だろう。それもかなり重症の。

男とデートしているより仕事している方が何倍も楽しいっていうんだから重症だ。

私をいつも会うたび可愛がってくれるおじいちゃんおばあちゃん達とすごしている方がずっと幸せなのだから。

美咲50歳まだ独身です。

このころになると新人をいじめるおばさん側になっていました。

恋人は何をかくそう職場のおじいちゃんおばあちゃん達。

仕事が恋人です。

男の人とデートして気を使うよりたまに気の合う女友達との女子会が心の栄養です。 最近女友達とシェアハウスで老後気ままに暮らそうかと話したり。

そんな老後もありかな。

友達とコミュニティハウス経営計画してみました。

ジャジャーン。独身女友達の夢のコミュニティケアハウス建設。

ケアハウスの一階には喫茶店もあって、その喫茶店は障がい者の人も安心して働ける職場で。

同じフロアにはお洒落なレストランもあって毎回お洒落な献立メニューが食べれるの。同じフロアには雑貨屋さんもあるの。そこでハンドメイドで作った物売ったり物々交換的な困窮者を救うシェアハウス的なものあったらいいな。 計画は進みシェアハウス完成。

そんな時美咲は恋に落ちる。

シェアハウスのコック兼介護支援員として求人をみてやってきた60歳ヒロシさん。

白髪だけどおじいちゃんじゃない。バリバリカッコいいです。

即、採用。出会ってすぐ意気投合。

こんな人初めて。

「こんな俺と付き合ってくれますか?」

きたー。信じられないこんないい男が60歳までなんと独身です。

「はい、喜んで」

出会って3ヶ月後にビビビ婚だよ。やったね。

地域の人の話題が話題を呼んで夢のシェアハウス順風満帆。

部屋はすぐに満室。

若者からお年寄りまで他人同士が一緒の空間でお互いに助け合いながら暮らす家庭みたいなところ。トラブルもあるけどね。人にあげたの忘れてとられた泥棒とかね。いろいろあるけどね。

夢は諦めなければ叶うみたいです。人はお互いにみんな助け合ってハッピーにゆるく生きていけたらハッピーね。

NPO法人の夢のシェアハウス。お金はたくさんないけど。最低限あって暮らしていければハッピーね。

私ももう年だから、あちこち病気が出てきて、病気自慢のネタが増えてく一方だけど、いつも私は周りの人の暖かい心に助けられて、救われて。

介護の仕事をしていた私が世話をするより人から世話されることの方が多くて。

人生は生きていたら。いろいろ苦労の方が多いけど頑張ったらきっと神様から見えないご褒美あるよ。

人生って魔法ね。

後からどんなミラクルなことが起こるかいくつになってもわからないわよ。

たぶん未来!私や家族が介護が必要になる時がくるでしょう。

心配ご無用よ。

一人で苦労をしょいこむから大変 なのよ。苦労も周りの人におっそわけして助けてもらったら苦労は半分になるでしょう。欠点のない人なんていない。だからこそマイナス者同士が助け合えば人生はプラスになる。

人生はやっぱり魔法だね。

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