「公園」を含む小説

のれないブランコには、何十年も前から、五歳の女の子が乗っている。でも大人には見えない。

誰ものれないブランコには、何十年も前から、五才の女の子キミちゃんがいて。誰もブランコに漏れない

私の名前は「御菓子乃（おかしの）ちまき」女子高生。 私のお父さんが公園のゴミ箱から拾ってきた、女の子の赤ちゃん。 本当なら施設に引き取られるはずだったんだけど、お父さんとお母さ…

　私は同じ美化委員に所属する長田くんのことが気になっている。しかし、ある事情から、私と長田くんは気まずい状況にあり……。 　そのことを、クラスメイトのヨシノにそうだんすると、長…

「人生暗い……」 　ラノベワナビ、実家暮らし、無職なおれはタバコを吸いながらそう呟いた。思い返せば真っ暗だった青春生活。 　戻りたい。そう思った日の翌日。おれは違和感を覚えた…

　闇のピアニストと呼ばれた青年、北澤一真がふたたびスポットライトの下に立つまでの物語。 叔父の経営するリゾートホテルのスイートルームに寄生する一真を振り回すのは、手ごわい未成年の…

通り魔に刺されて死んだ杏野は気がつくと、いつもの公園のベンチに居た。 いわゆる「地縛霊」になってしまった理由をうっすらと認識していた杏野の座るベンチの前に幼馴染の佐々山が訪れる。…

パリの見知らぬ公園で、父親の帰りを待っている。

　このあたりの河川敷は整備されて公園になっている。いくつかベンチもあって、学校帰りにお喋りするにはちょうど良い。 　今日も授業が終わると私は友だちの草加と一緒に川へ向かった。死に…

クロノヒョウさまの『お題でカクコン挑戦』企画参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330668053688978 新しい街…

★カクヨムコン９参加作品 街はクリスマスムードで盛り上がる中、八百万学園に通う１年生新聞部部員「片難　六駆（かたなだ　ろっく）」は、1人で公園にいた幼い少年と出会う。 １２月の…

・あらすじ 　夏焼海斗は明るく元気な高校三年生。学校が大好きなクラスの人気者。 　いつもしっとり憂鬱げな冬川霜介は、ある理由から夏焼がちょっと苦手だった。 　まったく接点のない二…

通り魔は立ち去った。 公園のブランコに乗る者はもういない。 ----------------- 下記の自主企画用の書き下ろし。 ●柴田恭太朗さんの三題噺♯43【流れ星、ポケッ…

港から船でほんの十五分。 人口四百人弱の離島、桐島に作られた「世界一小さな公園」。 その公園は白い柵で囲まれた中に、シュロの木が一本と、ブランコがひとつ置かれているだけだった。 …

公園のトイレの個室で起こった、密室に近い殺人事件、通称”凸人事件”は事件の内容が内容なだけに、地方新聞にしか掲載されなかった。しかし、1人のSNSの投稿により、その奇特性に惹かれ…

ある日の帰り道、タケルがふと公園の隅にひっそりと置かれてあったダンボールに気づき中を見ると、そこにはそれはそれは可愛い白いウサギが捨てられていました。そのウサギのネームプレートに…

一向に動き出そうとしない船。静止した冬の海。埠頭の公園に立ち尽くす男と女。語られる船の記憶。戦争。核。南極。氷河。噴水。そして……

月刊ムーを読んでいるマイペースなすばる。すばるの彼女のサヤカ。二人と仲がいい美月の三人で公園で話をしたりブランコに乗ったりする話。 自主企画、同題異話SR -December-…

全４話。シリーズ未読歓迎。 神津北公園通りにあるCafe アイリスは時代に取り残されたような喫茶店。 そこのマスターはまるで銀幕の向こうから現れたかのように、それはもう萌えるのだ…