「ショート純文学」を含む小説

今夜は刀の野郎がなかなか帰って来やしねぇ。 時代は変わりつつあるってこたぁ、目の利かねぇ俺にだって分かってる。 それでも、俺達のご主人は立派なお侍さんなんだ。俺達は立派なご主人に…

普通の会社員のわたしは、平凡に仕事に疲れていた。いつもよりも疲れてしまった帰り道、ご自由にどうぞという札とともにあるものを見つける。ご自由に持って帰ってみると……。 ショートショ…

お題、「かき氷」をいただいて書き上げたものです。短いので読みやすいかと思います。

「水平線の先に何があるのか」と小さい頃に思ったことはありませんか？ 水平線の先が外国だと思っていたのではないでしょうか。 大きくなり海岸から見える水平線の距離がとても近いと知った…

誕生日に思うこと。 この作品は［pixiv/小説家になろう/アルファポリス/note］にも掲載しています。

急に部活が休みになった金曜日の放課後。早めに帰宅したものの時間を持て余してしまう僕は、ランニングがてらに愛犬ジャックを散歩に誘う。 僕が物心ついたころから知る、老犬ジャックと行…

数年前から日本の若者の間で流行り始めた奇妙な病「暗視病」。 発症すると急激に視界が暗くなり、やがて真夜中のような暗闇を生きることになる･･･。 治療法が無く、罹患者にできることは…

雨上がりのとある日、残る水溜りを避けては坂を上っていく。 季節に線を引けるならば、それは果たしてどこになるのだろう？ 落とす視線や、見上げた先に、そうと知らぬうちに届いていた季節…

　とあるきっかけから、新たな生活のステップへと踏み出していく一組の男女。 　そのためにもと週末に断捨離と銘打ち部屋の片づけを始めるのだが、クローゼットの奥に眠っていたもので、二…

処女作 いつも通りの日常 熱に浮かされるように夢を見る