「『肉』」を含む小説

とりとめのない夢のような、奇妙な話たち。 ひとつのお題に五話ほど。ひとつひとつは数百文字。Twitterサイズですが書き下ろしです。 〈サンプル〉 1.いろいろなテディベア 「…

これはな、空腹で動けなくなった若者を慈悲深いウチが助けてやった時のお話や。事情を聞いたら一人暮らしをしているのに料理が出来へんと言うじゃないの。 あのなぁ「肉ジャガ作り過ぎちゃっ…

かわいくて、だいすきな、推しのお肉はとてもおいしい。 （私に「推しのお肉はおいしい」などいろいろなことを教えてくださった絵師様がいなくなってしまったので供養こめての小説です）

僕はなんの変哲もない可憐な黒猫さ。 魔女に拾われてクロって名前をつけられた。 君との日々はのんびり楽しい毎日。 ──そんなある日、君は人間の男に恋をした。

魔物を食材とする酒場はゲテモノ料理ばかり提供していた。見かねた勇者が広告を提供したり、キャッチコピーを考える。宣伝効果のほどは！？　世にも奇妙なコカトリスの卵煮込み、ドラゴンのテ…

母と娘の食卓での会話。

不細工な成形肉ですが、どうぞ宜しくお願いします。

　大陸中原の小国、聖女と謳われたガラクティカ。隣りの強大な帝国からの圧力を持ち前の魔力で打ち負かす。小国の命運は彼女の細く──はない腕にかかっていた。 　付き従うは侍姓の六人。ガ…

表の顔は『何でも屋』、だが本業である裏の顔は妖魔を浄化する『祓い屋』。 ある日妖魔に襲われた高槻柊也は、大和継という青年に助けられる。 『よろず屋やまとなでしこ』という何でも屋…

不味い。

異界大陸国レザリムス……中央地域の暗黒城ゴルゴンゾーラは、敷地の一部を一般市民にも 開放して。市民の憩いの場や観光資源にもなっていた。 城主【昆虫騎士ピクトグ・ラム】は今日も、ち…

スマホを📱📱📱見ていた女子高生たちが行方不明になる事件が相次ぐ。 クラスメートの蒸発を知った、神宮寺スエマサは 真相解明に乗りだすのだが。

夕方に青くなる部屋に住む月子と、そこに通う星（せい）。２０歳年上の月子との日々とその先。

明治時代の帝都。文明開化と共に、帝都には様々な『怪奇』の原因となる『霊穴』が発生し、世間を騒がせている。 若き日の文豪田山花袋は、親友・国木田独歩に巻き込まれて、少年殺人事件『臀…

人肉を取り扱う商売をしている男が、売れ残りを押し付けられて育てる話です。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

光が有るように影がある。 陽が有るように陰がある。 同じようにこの世界には、古今東西、様々な〝姫〟がいる。 一見、華やかな人生を送る彼女らには、１つの〝疑問〟が脳裏を過って…

人肉が食卓に上がるようになって早50年。 一線を越えた味が、ある中学生の「常識」を変える。 ★人口過多の解決策として人肉が食用として許されるようになった未来が舞台です。多分有り…

薄暗い部屋の中央に少女の遺体があった。腰に巻かれたポーチの表面にはピンクの糸で『秋奈』と名前が刺繍されている。 遺体の側ではボロ布のような服を着た少女が仁王立ちし、軍手をはめた手…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…