「私からあなたへ」を含む小説

中学二年生の三都橋希織は小学生の頃から恋愛系の話が苦手だった。 みんなとは違うから。 私や希織と同じように「自分」のあり方に悩んできた人へ。

あなたは本当に孤独じゃないですか？ 幸せですか？ 私はあなたに言います。 「あなたは孤独です。」

とある誰かに赦しを与えるための贖宥状です。 読切短編、2019年5月ごろ執筆

大学生のあゆはある日のニュースと1本の電話で、大好きだったあらたの死を知ることになる。 これは身近で起きた本当の話です。

　私はあなたに恋をした。

　若草糸は愛の告白をして、愛しの青竹清志郎と結婚をした。

黒と白。 少女二人。 生まれも育ちも環境も違って。 一人称から、性格も違くて。 全てが全部、違っていて。 それでも——好きになった人だけは同じだった。 「僕は、君が好きだ」 …

夏休みのある日、私は塾へ行く途中で体調を崩した。私を助けてくれたのは、同じ塾に通う男子学生だった。

日頃から触れる本、映画、漫画、雑誌、テレビ、音楽。 全てが自分を作り、人との境を作れば、人との重なりを生む。 私と同じ考えの人もいれば、まったく違う人、ちょっと同じ人もいるでしょ…

記憶を失くした私に、あなたは居場所と笑顔をくれました。 あなたの切ない過去を知った時、私の胸も苦しくなりました。 いつまでも、あなたと一緒にいたいと思うのは 叶わぬ願いなのでしょ…

　高校生のとき。私はあなたと恋をした。

どこにでもいる自称負け組高校生、斎藤拓馬。 朝早く登校したことが裏目となって目の前でカップルのイチャイチャを見せつけられ、昼にはメロンパンを喉に詰め生死をさまよい、クラスメイトに…

美人だし、頭も良い。端から見ると、コンプレックスなんてなさそうな、紫瞳（むらさきひとみ）の悩みは、何かで1番になったことがないこと。 人より優れているはずなのに、結局は中途半端な…

モラトリアムから抜け切れていない”私”は、意味のないことを日々考えながら生きている。 目的も、希望もなく、子供もいない。 覚悟がないからなのか、素質がないからななのか、モラトリア…

私は、ある日特殊な能力を持っていることに気付く。 それから街で苦しむ人の心から発せられる叫びを探しては、様々な人の命を救う。 しかし、その能力には副作用があって、その副作用に気付…

美しい少女の姿で岩時神社に現れた不死鳥マナは7年前、ある事が原因で海斗という名の少年の心を、バラバラに燃やしてしまう。5つの色に分かれた海斗の、ひとつひとつの心と向き合いながら、…

男子高校生、吹藤智久はいじめられっ子。いじめに耐えられずに何度も自殺を図ろうとしたが、恐怖で実行できず、苦しみに耐える毎日を送っていた。 そんな時、智久の元に殺し屋が現れる。 「…

私と妹は、二つでひとつの鋏のように一心同体。どちらが欠けても生きることさえままならないし、互いを傷つけることも叶わない。 それでも私は、あなたを殺したい。

高校2年生の有沢沙織は、図書館のカウンターにいつも座っている1学年年下の『図書館王子』白井司にある勘違いをさせてしまい、それが原因でいきなり彼と付き合う事になってしまう。 そし…