本作に盛り込まれている大罪は、ときどき議論の種になる。 果たして人は一人で生きて行かねばならないものなのか、そうではないのか。 この類の議論はどのみち永遠に決着がつかない。ただ、自らの心の中で問いかけをする値打ちはあろうかとは思う。特に思春期には。