「現代青春」を含む小説

SS お題: アンラッキー７

高校一年生の僕と映画好きな先輩の恋の話です。 全七話の中編で、作中に登場する映画は、題名は出していませんが実在する映画なので分かる人には分かると思います。作中の描写的に古い映画…

1970年代。アメリカ。マサチューセッツ州ケンブリッジ。 米国は空前絶後の自尊心ブームの渦中にあった。 そんな中、機械いじりが好きな少女──サンは、"ある装置"を発明し、新たな一…

僕は不安から逃げるように走り出した。深夜たどりついたところは丘の上。満天の星をたたえた湖だった。 （思いつかなくて、以前書いた掌編集から引っ張り出して再編集しました💦　散歩じゃな…

取り柄なし、やりたいこともなし。 高校生、高橋直子は普通な自分を蔑みながら、満足してもいる。 ただ、彼女は呪われていた。 自分にかけられた呪いの正体を知り、克服すべきか決断する…

隣の席のこの女は。それはそれは真っ直ぐな目で、なんてことのない顔で。俺と視線がかち合った途端、確かに一言、零れ落としたのだ。間違いなく、俺に対して。「ぐちゃぐちゃ」──だと。

さえない毎日を送る高校生・見上凛音が図書館の地下で出会ったのは悪魔の化身・アダム。彼／彼女との出会いが凛音のドアを開いた。浮遊、催眠術、幻術、悪魔の爪。「私はなんでもできてしまう…

　友達以上、恋人未満…そんな関係を動かしたのは友人に誘われた合コンだったのかもしれない…。 現代、大学生の想い想われ、そんな短編小説。

【KAC20231】参加作品 大学の春休み。四国の実家に帰っていた私は商店街の本屋にいた。 本は、本を売るだけの所ではない。そんなお話 事実を元にちょっと脚色したお話です。 …

　とある学園の生徒会長、有栖川 小十郎は学園の新聞部の独占インタビューに答えていた。

本屋に行った。 押し売りにあった。 ……恋が始まる。 ～KAC2023「お題：本屋」参加作品～

元カノが死んだ。 なのに泣けないのには理由がある。 「元」彼女だからではない。

　中学生の水田進は陸上部に所属している長距離走の選手だった。 　昔は何事にも一生懸命だった進だが、今は何もやる気が出ず、部活動も惰性で続けるだけのものになっていた。 　恋も部活も…

俺には幼馴染みがいる。 容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀。そんな完璧超人――志布志日和。 その幼馴染みはことあるごとに、俺に告白してくる。 「ねえ、しーくん。好きです、私と付き…

　幼い頃に両親を亡くし、祖父に育てられた龍宮誠一。しかし、そんな祖父も高校二年になると同時に他界してしまう。誠一は祖父の最後の言葉である『運命の女性を探しなさい』という遺言を遂行…

　人生最初で最後の恋は、一度も振り向いてもらえない恋でした。 　せめてあなたの中で一生消えない傷になれたらと、そんなことを思いつく歳ですらなかったのだけれど。 【お題】「沼らせ…

　俺の隣の席にいる友利梓は文武両道、クラス委員で人望の厚い『みんなの友だち』だ。――俺、鍵坂君孝以外には。<br> 「そんなだから友だちできないんだよ、ぼっちくん」<br> 「う…

「僕」と葵は、似た者同士で親友だ。 だが学生時代から友情は続いているものの、一度として交際したことはない。 「僕」は葵が好きだったが、葵は「僕」を恋愛対象と見做していなかった。 …

「美術の道は諦めなさい。君には向いていないよ」 　人生最初の挫折を味わった、中学2年生の私。 　友達の由香ちゃんは私が諦めた道を迷いなく進んで行く。 「私には、自分だけに課し…

　ちょっとでも水に触れたら溶けてしまうように繊細な私たちは綿菓子のようだ。 　好きな人のために着飾る葉月、本当の自分を隠して生きる鈴蘭、三人グループで苦しむ紗良。 　私たちはこの…