「虫」を含む小説

KAC20237参加作 ヴァレンタインデーに手作りチョコを憧れの先輩から貰った僕。 春から大学に行ってしまう先輩の虫よけとして、ホワイトデーのお返しに指輪をチョイスします。 先…

人間と神魔が共生する現代日本。 平和な日常の中で、時に友人と、時に仲間と、時に神魔を交えて、日本の情緒豊かな四季を堪能します。 年末年始、バレンタイン。春になったらピクニック。…

【毎週月曜日更新予定】 冬休みのある日、二条里は昔よく訪ねた神社を訪ねたところ、黄色いリボンの少女に襲われる。霧峯という名のその少女との出会いは、さらに激しい戦いの渦に二条里を巻…

ぼくたちは偶然が重ならなければ、手に入らない幸運を集めていた。指先に止まったてんとう虫、七つ葉のクローバー、七の目のサイコロ、当たりばかりの自販機、大吉のおみくじ。

その子は人か、神か。 ※虫が苦手な方はご注意ください。

些細なきっかけで悪い噂は広まる。 人を避けるように生きていた三森世那が出会ったのは、可愛い可愛い天使みたいなあの子。 蓼食う虫も好き好き、なお話。 KAC2023 連作短編【…

とある町の商店街。 その片隅に小さな古書店がありました…… 古書店の男の子と、とある理由でその店の常連客になった女の子の話。

商店街の寄合に出かけたお祖父ちゃんに代わり、古書店の店番をしていた私。 そこへやってきたクラスメイトの三森君。 茶飲み友達のお祖父ちゃんがいないからって、私にアレの話をするのは止…

昆虫食は今後どうなるかの独自視点　※noteの記事を載せてます

深夜、灯りのない闇を歩くとき、そいつらは現れ、いつの間にか影を食らう。 闇夜の中、傘を売る男に出会った。 その男いわく、影齧虫という異形の虫が、夜な夜な人の影を食らうというが―…

「KAC2023」第4回　お題「深夜の散歩で起きた出来事」参加作品です。

　「童貞って感じできついです」 　大学の文芸サークル「蓼食う虫」の感想箱に寄せられた一行の感想。このたった一行の文章に僕たちは悶絶した。誰一人この言葉に反論できなかったのだ。何…

KAC20233『ぐちゃぐちゃ』参加作品です。 世にも美しいはずの虫を縁日で見た男の話です。

よくある不快な話です。 お題：ぐちゃぐちゃ ※虫注意

女性が大切にしていたぬいぐるみに小さな虫が付いていた。洗濯機で洗おうとしたが、洗濯機が暴走して怖くなり、ぬいぐるみを捨てることに決めた。しかし、夜になるとぬいぐるみが自分の部屋に…

　飲んだくれの男の身体が溶け出した。野次馬はスマホを構え、溶けてスライム状になった男と、男に絡まれていた私を撮る。 　飛び掛かって来るスライム男。女子な上に、まだ高校生な私は絶体…

「おにいちゃんと一緒の学校に通う！」 妹が進級に際して、俺と同じ魔術学校に行くと言い出した。 しかし、多くの問題が発生。 入学の成績や、共学による悪い虫。そして、彼女の才能。 紆…

　ウル太は地球の支配種族たるネコである。彼は引州町（いんすまち）に住む奉仕種族ニンゲンの一家、片倉家を支配する領主であった。ネコたちはみな貴族にして戦士であり、弱き奉仕者たちをた…

本屋の女店主・虫本さんと僕との、奇妙なディナー。

語り手が本屋を訪れる度いつも目撃する、不可思議ながらありふれた光景とは…。 ※この話はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。