「サイコホラー」を含む小説

高校2年の少女、夢咲（ゆめさき）紫陽花（しおか）は、少し...特殊な人間だった。彼女を特異的な物に分類させるのは、彼女の感性。鮮紅色を『綺麗』だと思わせる、彼女の蒼の瞳。 そんな…

ともに仕事をした縁で、演出家・映像作家の乾氏の家に招かれることになった。昆虫や動植物の標本の収集家である彼は、ふとした拍子に同居していた家族との不和について口にした。

同題異話三月号の参加作品です。 これが最後だなんて信じられません。 ずっとずっと続くと思っていました。残念です。 でも、この自主企画に出会えたおかげで小説を書くことができてとても…

私はいつも1番。お姉ちゃんは２番で可哀そう。だから家族で応援していたの。 お姉ちゃんは何でも途中で投げ出して、だってだってと言い訳ばかり。自分では解決できなかったのね。でも。。

　陸上部に所属していた高校生の佐々木。 　バイト帰り、物音に気がついて路地をみると、そこには、血まみれの斧を持った男が立っていた……。 　迫り来る殺人鬼から逃げる、サイコホラー…

漫画を購入したがっている息子につきあって、最寄りの本屋へとやってきた専業主婦の良枝(よしえ)。 彼女はそこで卑猥な少女達の表紙が乱立する『ライトノベルコーナー』に足を踏み入れる…

取材旅行でとある民宿を訪れた私は、その館の主人に奇妙な性癖を告白される。家具の中に入りたい……家と一体化し、その住人を見守る存在になりたいと。

かつて、好きだった女の肉体を奪った男、セルジュ。 彼は闇の骨董屋デス・ウィングの依頼を受けて、あらゆる事件に巻き込まれていく。 彼が出会う者達は、生者か死者か。 あるいは、正常…

ブラウン、ギンベ、ジョンソン、そして、麗しの君、ミレア……。 　ぼくたち“銀鷲騎士団”は最高の仲間だった。 　でも、あの日を境に世界は一変する。 　それは、成功報酬銀貨三百枚の誰…

20世紀初頭、イギリスに存在した街「ハイドタウン」。その街に事務所を構えるロシュア・ローランド率いる「ローランド探偵団」。今日も彼らのもとに依頼が舞い込む。

天真爛漫、若干頭が足りないながらいつも明るい女子高生佐藤　紅茶（さとう　くれさ）。 彼女を心底愛する男はその愛故に、彼女をこの世の全てから守るために監視し続ける。 愛の深さ…

実際に見た夢と創作を合わせながら書いていく夢日記のようなものです。 唐突に始まり唐突に終わります。 主人公には性別を感じないで読んでいただくと幸いです。 いささかグロテスクな表…

日本最難関の大学であるA大学。5月にはA大祭が開催される。そんな中、A大生の香坂新賀は1人の生徒の消息が掴めなくなっている事を聞く。最初は特に気にしなかったが、彼の書いたという小…

向精神薬が非合法になったとき

　厳しい階級制の王国で成就した平民と王女の恋愛結婚は、幸せなお伽話として人々に語り継がれていた。 　平民ダヴィットの幼馴染であり、彼を王都の学校へ送り出す為に尽くしたエミーリヤは…

　隠れ家風のインテリアショップを営んでいる<僕>。そこで店長をしている僕は、動物の革や骨を使った雑貨などを製作し、販売していた。ある日、店内でアルバイト店員の女子大生である<平櫛…

会社員の新藤は帰り道の地下鉄で終電を待っていた。しかし、待てど暮らせど電車は来ない。駅員に問い合わせようと駅員室を覗くがそこには誰もおらず、外へ繋がるシャッターは降りていた。 居…

それぞれに感じるぬくもり ※「ぬくもり」をテーマに作りました

※近況ノートを使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330664665198764 ※某短編のコ…

　ここはレトロな喫茶店。名前はピコラといいます。大通りから一本横道に入った隠れ家的なお店です。私の名前は倉橋かんな。このお店でアルバイトとして働いています。 　毎週金曜、いつも閉…