「立つ」を含む小説

　これはいまから十年近く前の話だ。私はもう長くその店の前を通っていないので、いまでもそこに、あのコンビニがあるのかは分からない。当時の店長やスタッフは存命だろうし、もしもまだあの…

【簡易あらすじ】 亡くなった想い人が、邪神扱いされている。そんな事を許す訳にはいくまいと、彼女の潔白を示す為、少年は旅に出た。 【あらすじ】 　──月が落ち、バケモノが生まれた…

とある八王子にある、とある江戸時代から続く、とある老舗の銭湯に嫁入りした湯本（旧姓本郷）かなめ。 かろうじて三十路前にお嫁さんになったけど嫁いだ先は老舗の銭湯。 そして実はここ…

　わたくし、エリザベート・ラ・ツェリーナは今日愛しの婚約者である王太子レオンハルト・フォン・アイゼンハーツに婚約破棄をされる。 　なんでそんなことが分かるかって？ 　それはわたく…

平凡地味系ＯＬな私は今日もキーボードを叩き続ける…… 人の三倍速く！本日のお仕事、3社分の決算にまつわる全ての書類……所要時間4時間。そして私は鞄を手に席を立つ。 そして向かっ…

　華やかな装いを苦手としているアニエスは、周りから陰口を叩かれようと着飾ることはしなかった。地味なアニエスを疎ましく思っている様子の婚約者リシャールの隣には、アニエスではない別の…

オーブリーはおしゃれより読書好き、薬作りや土いじりに癒やしを感じる伯爵令嬢。家族そろって領地に籠もって研究に勤しんでいる田舎貴族だ。そのせいかついたあだ名が『貧乏草令嬢』。家でハ…

城山瑛莉果（しろやま えりか）は20代にして急成長を続ける超大企業、城山商事のトップに立つ女社長だ。 完璧無欠の若き鉄人。その美貌と才覚は財界の中でも一際鮮やかに輝き、誰しも羨望…

田舎の小さな海のある町。この町ではリュウグウノツカイが現れると、誰か女の子が一人、消える。海神様のお嫁さんに貰われていくのだ。 青鳥学園文芸部、8月のお題「海洋生物」（一万文字以…

皆それぞれ仮面を付けて過ごしています。それはファッションかも知れませんしメイクかも知れません。ただ友人や家族、恋人、自分の見せ方はそれぞれでしょう。人によっては物で表現しない人も…

未来のどこかの跡地に立つアンドロイドの男女と、海のおはなし。

田中良子35歳、ごく普通のスーパー勤務だった彼女が特別なチートも美少女化もなく冒険するお話。

夏の終わりのある日。 教室は静寂に包まれていた。理由は教室の真ん中で立つ一人の少女。 彼女はいじめれれていた。そんな彼女の行動にクラス中が時間が止まったように静かになる。 …

ゲームより読書、読書より寝ることが好きな威瀬桑名は興味本位で応募した倍率５００倍の国産MMORPGのヘッドスタート権に当選してしまう。 そしてプレイ初日完全ランダムジョブガチャ…

※初めて書くので、最初からストーリーオープンにして中身足していきます。 追記：だいぶ諦めモードです笑 スマホが登場してから50年。 俺も含めみんなスマホバトルが大好き。 俺の相…

私の目の前にある、芥子色の煉瓦道。 そしてそこに立つスーツを着て、赤いブーツを履いた猫耳が生えた男の子。 彼は自分が猫だと名乗った。 猫は、煉瓦道を進めと言ってきて… 不思議の…

深夜の学校。 あかずのとびら。 依頼主の命により、零司は、その前に立つ。 古代の霊刀を携えて。 雨蕗空何さまの自主企画にあてたおはなしです。 同じ文末で物語を〆る企画／お題：「…

意外にもお読みくださった方が多かった拙作「猫骨」 謎めいたラストの謎を紐解く第二弾。

　風を感じる。鳥肌が立つ。 　心が傷ついている時に聞いた、素晴らしい音楽みたいに、あなたの言葉が、私の全てを包み込んだ。…

お転婆姫・朝日は幼い頃桜の木の下に立つ儚げな少女に心を奪われる。その少女は桜の巫女・咲で、桜の巫女は桜祭りの儀式で存在ごと消えてしまうという運命を背負っていた。それを知った朝日は…