「SF 掌編」を含む小説

夏の裏山で捕まえたクワガタは今までで一番大きかった。その帰りに、空にオレンジの光が照った。

カクヨム自主企画「ペンギンSFアンソロジー後夜祭」参加作品。

科学者ハリー博士は言葉を介さずに脳波で直接コミュニケーションを取ることができる人工テレパシー装置を開発した。 しかし、博士の予想とは裏腹に、実験は失敗を繰り返し、ついに中止を余儀…

缶コーヒーのオトモ程度の掌編や詩、エッセイです。 ちょっとキワモノのごった煮になってますが、お気軽ですよ。

カクヨム自主企画「ペンギンSFアンソロジー」参加作品。

　「私」が最期に書き残したものとは―― 　滅亡が迫る人類のそうなった経緯を語る。 　情報に振り回される現代社会へのささやかなアンチテーゼ。

SFショートショート集

大手IT企業の社長は世界最高のAIを開発することに成功する。 そのAIは史上最高の数学者の頭脳を模倣したものだった。 社長の期待とは裏腹に、やがてAIは予想外の挙動を見せ始める。…

どどどどどどどんでん返し どどどどどどどどどどど 7回くらいどんでん返しがあるかもしれん、ミステリー短編です。

ある不思議な化石とそれを讃える石像達の話。 『クロノヒョウ』様の自主企画『第51回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画』に参加させていただいた作品です。 https://ka…

Y氏が友人のD氏を訪ねると、彼は旅行へ行くところだという。SFショートショート。

この暗く広く寒い宇宙で、僕は小惑星に花を植え続けている。レゴリスの隙間に、誰が見るかもわからない、たったの一度も人の手のぬくもりを知ることもないかもしれない花を。 2024年3…

<KAC2024「めがね」参加作> 環境汚染により最後の人類が死に絶えたその瞬間、遺された数多の眼鏡に意識が生じた。 道具にすぎなかった眼鏡たちは、思考を獲得しテンプルをぎこちな…

ポーラは幼い頃から、夜空に輝く虹色の惑星に憧れを抱いていた。大人になったポーラは、虹色の惑星の探索チームのメンバーとなった。子供の頃の夢が叶うが……。

男はずっと優柔不断に生きてきた。そんな男に子供が生まれる。 KAC20246　トリあえず

<KAC2024「トリあえず」> 銀河を股にかける賞金稼ぎ・スペランツァは焦っていた。 相棒のノニちゃんを賞金首に捕らわれてしまったのだ。

【一言】ロボットを作り続けている博士が研究室の外を知ろうとする話。 【百字】博士は何年もロボットを作り続けて来た。長い間を研究室で過ごす内に『扉の向こう』の状況が分からなくなっ…

　KAC2024第5回お題「はなさないで」の参加作品です。 　某国の独裁者は今日も反逆者を処分しながら優雅に暮らす。 　しかし、それは偽りのものでしかなかった。 　本人にすらも…