「深海」を含む小説

淡雪様の自主企画、「第４５回私の短歌で物語を綴って下さい」用に即興で書いたお話です。お題は「魔法」。と言いつつ、魔法は一切出て来ません。いや、これもある意味魔法なのかな？

▼古来より北極海は呪われた領域とされてきた、侵入したあらゆる船は悉く失踪し、未だ未知の領域であった。▼近代に世界が突入すると共に、世界各国は謎に包まれた北極に数多の探索隊を送り込…

本作は「小説家になろう」でも宙色紅葉の名前で投稿しています。 「カクヨム」で開催している企画に合わせ、私も８月９日から３１日まで、できる限り途切れずに毎日投稿をしてみることにし…

大学でステンドグラスの講師をしている吸血鬼は、溺れたところを人魚の少女に助けられた。その少女は同じ大学の声楽科で──？ 第七回こむら川小説大賞、お題は「光」でした。

冒険を夢見ていた小比類巻健一は、友人の綾小路檸檬と共に、自作の船で大海原へと旅立つ。彼らは旅の途中で沈没船を発見し、その中で小比類巻にそっくりな白い謎の存在、「深海覇者（ディプシ…

第七回こむら川小説大賞参加作品

ツイッターに上げた深海散歩の時系列順です。不定期更新

深海が闇の世界などというのは陸の者たちの思い違いだ。太陽が遠いなりに、深海にも光が満ちている。 「彼女」の光に誘われるように、闇の中で輝き揺らめき近づいて来る──月のような、円い…

シーラカンスに恋をした祖母や深海ナマコに恋をした父と対照に、わたしは水上を目指した。「恋する相手」の半身に自分の身体が切り替わってしまう人魚のお話。

　内閣総理大臣補佐官、森公達子(もりきみ　たつこ)は、『その時』を予感した、「人類が住む3.5次元世界は存亡の危機に瀕している。『達子が近い将来に作る5次元世界』が６次元世界の悪…

髪を切って、俺は揺らいだ。 普通とは何であるか、個性とは何であるか。誰も認めてくれなかったとしたら、恐怖に負けて身を隠してしまったら、確かにここにいるはずの「自分」はどこに行く…

コンビニ本部で働いていた新浜智咲は、リハビリを兼ねて退職前のコンビニエンスチェーンでアルバイトを始める。 その店舗の若い副店長との出会いが、彼女の中にあった仕事への迷いを変えてい…

末端の研究員ビリー・ロイドは深海プラントに勤務することになった。しかし研究対象は深海魚などではなく、不思議な力を持つ女性だった。果たして彼女の正体は……？ ※短いので軽く読めます

中学校では友達がおらず、毎日を独りでずっと過ごしてきた望山らん。 高校では、友達を作ろうと試行錯誤するが、 できず、またひとりになってしまった。 ある日、誰よりも美しい子を他クラ…

ダンジョンが発生してから数十年後、海も空も化け物たちが跋扈する中、安全な陸地で肩身を狭くしながら生活を続ける。 それもようやく終わりが見え始め、国交が立たれていた日本もようやく海…

深海のような色の世界に転移した私 不思議なこの世界は私の知らないゲームだった。 でも私が置かれた状況はすぐに分かった ｢あれ？なんで！？ちょっと制御効かないんだけど！｣ …

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト【短歌の部】二十首連作部門への投稿作品です。よろしくお願いします。

時に西暦1969年５月…… 特殊な深海潜水魔法を駆使する、三重県の少女アマミに降りかかった、 スーパーデンジャラスな超高額“闇バイト”？ 雇い主は世界最強のアメリカ魔女結社。 人…

「みんな、仲良くすればいいのに」 　私がそう言った途端、遠い国で戦っていた人たちは武器を置いて、戦争をやめた。 　────藍羽は言霊使いである。その力を利用され、政府が不…