「掌編 家族」を含む小説

主人公の女性は、銀行のATMで操作に困っているおばあちゃんに声をかけます。おばあちゃんは孫の優斗さんに大金を振り込もうとしており、その振り込み先が「魔界銀行」と書かれたメモによる…

元日の「Ａ教授の一日」の素描です。この日は、大きな事件がひとつも起こらない、平和と言えなくもない一日でした。 ※「Ａ教授」は架空の人物であり、実在する人物を想定しておりません。

これは、ときどき鬼になるばあちゃんと俺の、日常と記憶――。

夢に向かって努力する妹のために、兄は身を粉にして働き、甘んじて苦しい生活を受け入れる。兄は思う。父と母が亡きいま、それが自分の使命なのだと。

家族と大喧嘩して、真夜中に家を飛び出した少女のお話。

私の部屋には、ふたつ箱があった。 一つは姉、もうひとつは私のもの。 私はおもちゃをしまい、部屋を出る。 部屋に戻るといつも、姉の箱を探した―― ものだけじゃない、見えないものが…

KAC20243参加作。

Twitterに上げている140字小説を1ツイート1話ごとに公開していきます！サクッと読める分量なので気軽に読んでください！どの作品が面白かったとか教えてください！コメントお待ち…

例年にない大雪により生じた除雪に関する近隣住民とのいざこざは、中野家に重たい負担を負わせていた。それに、中野家の大黒柱である洋二郎には、他にも悩むべき事柄があった。そんな日々の中…

一話完結の掌編。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説です。

　その自称・元魔女は俺に言った。 「どんな理由があっても、他人を傷つけるものになった瞬間に、その正義ってやつは正義の顔をしたただの暴力ってやつになっちまうのさ」 　自称・元魔…

登場人物 木道悠之助（26）きどう　はるのすけ 長男。極端にプライドが高く、自分の頭脳を鼻にかけるイヤミな男。その性格の悪さから、妹たちからは虫けら同然の扱いを受けている。医学…

廃墟とかした首都を、私は歩く。それは私の憧れ続けた光景で ※諸般の事情により公開終了する可能性があります

一話完結の掌編小説。 『叶うのなら、もう一度』とうっすら繋がっていたりもします。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説になります。

一話完結の掌編小説。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説になります。

お酒でも飲もうと、馴染みのお店で働くお雪の元へ行くと、どこか彼女の様子がおかしい。聞いてみると、弟が亡くなったのだという。 ふたりは同じ蒲団に眠りながら、それぞれの亡き家族に思い…

どうやら僕は死んでしまったようだ。１０代後半の男性に見える転生係員に聞いた話では、歩道を歩いている時に頭上から老朽化した看板が落下して来て頭に直撃し即死したのだという。僕はまだ１…

自主企画『因習村座敷牢人外青年祭』参加作です。 俺の家には兄がいる。兄と言っても本当の兄弟ではない。同じ家に住んでいるだけのおそらく他人だ。ただ、あんまり自然にそこにいて、家族…

この作品はPixiv、小説家になろう、ノベルアップ＋、アルファポリスにも掲載しています。