「恋の味」を含む小説

　伊咲女子校に通う女子小山田華の、バレンタインを過ぎたある朝の出来事。 　コンビニにて期間限定の数量僅少の新商品が発売されると知り、早起きして買いに行った華だったが、そこに居たの…

二人の男女による冬の日の公園での出来事。

僕ことみどり君は大学一年生の冬、人生を謳歌していた。 自分には不釣り合いなほどに出来た恋人がいるからだ。 彼女は揚尾きつねといい、文武両道で人望も厚く、友人も多かった。 みどり君…

高校２年生の男の子はある夜、突然お姫様と出会う。 その美しさに心を奪われた。

童話のような恋がしたい。 何も知らない赤ずきんのように、 泳げない人魚姫のように、 走り回るアリスのように、 夢を見る眠り姫のように、 恋の味を知らない白雪姫のように、 背伸び…

内向的で大人しい蛙女。 小柄でずんぐりとしていてボテボテ歩く蛙女。 長く伸ばした前髪の奥に隠れた大きな瞳と大きな口。 誰にも気にも留められず、 荷物を落として難儀していても誰も…

いつもの様に弁当箱を取り出した時、彼女が出来たと報告を受けてしまった。友人はそう言い残し彼女の元へとスキップしながら去って行く。ポツンと暫く固まっていたが、一人寂しく昼飯を喰うの…

英文として成り立ってるかどうかは知らん（ バレンタイン一人企画です。フラれたので書き始めました。 なお別に恋愛的にではなくオン会（オフ会の逆の造語）の誘いを断られただけです。どう…

バレンタインverの後編！

2月に入ったある日、奏心に「今年は特別なチョコレートが欲しい」と言われる架音。 「特別って？」と聞くと、奏心に告白される。 今まで奏心のことをそういう目で見たことがなかった架音…

ノーコメント。

「俺たち別れよう」 クリスマスイブに、付き合っていた覚えもない男から、いきなり振られてしまったミーカ。 どうやら当て馬にされていたようだけど、一人身のミーカにも恋の予感が訪れ…

好きな相手は、三つ年上の姉の友達の賢太郎。何度も想いを伝えるナオだったが、賢太郎はいつまで経っても子供扱い。そんなとき、ナオは賢太郎のバイト先の先輩と出くわし……。 ほろ苦い青…

　好きだった。幸せだった。今だって——。 　大人の恋の味、ちょっと味わってみませんか？

いつも通りの部室。明るくて可愛い後輩の私はいつも通りに入っていこうとするけどやっぱり緊張している。今日はバレンタインだから。 恋の味がするチョコレートを持って、私は扉を開けるので…

誰かに助けられた。なら私も誰かを助けてあげなきゃ。そう思っただけ。

俺はきのう失恋した ハッキリとフラれたわけではないのだが、完全に先輩の眼中にないのは分かった。 ―恋とは衝動的でもっとどうしようもないものなの。 恋とは一体なんなんだ。 きのう、…

中学時代に書いたものを加筆・修正してみました。ある意味私の原点とも言える作品です。故にベタベタです(苦笑) ミステリーで書きたかったのですが、どうも難しくて……。 割合としてはミ…

春から高校に入学した日向 葵は、ひょんなことから登校初日に交差点で衝突した王子様のような先輩、大路 杏里が経営する『お菓子屋さん えとわーる』でアルバイトをすることになる。

痴漢から助けたことで女子高校生と知り合ったどこにでもいるサラリーマン田中正義。育ちの良さそうなその少女はまるで別世界の住人。だが彼女の真実の姿を知ることになる。その時に彼に芽生え…