「#小学生 #ショートショート」を含む小説

小学生の頃からの幼馴染みで恋人だった歌織を災害で亡くして以来、僕の歯車は狂ったのかもしれない。現在の恋人を勢い余って死なせ、もう消えてしまいたいと思った僕の前に、自称・神が現れ、…

　「私」が語る、子供の頃の体験談。 　妹の様子が、少しずつ可笑しくなっていった。その行動には、どこか猫っぽさがあって……。

小学一年生の駿斗は入学したときから教室の後ろでずっと立っている少女のことが気になっていた。話しかけてみても反応がない。駿斗と違う保育園出身の子に訊いてみると、誰もその子を見つける…

「わたしを魔法使いの弟子にしてください！」 或る日の仕事終わり、珈琲を飲みながら空想に耽っていた僕の前に、突如として彼女は現れた。小学生だろうか。彼女は僕のことを魔法使いだと信じ…

俺は結婚することになり、小学生時代の旧友を招待することにした。 旧友の一人であり、変り者として知られているミノリは、大人になってからどこにいるか誰も分からなかった。 俺は小学生時…

卒業式を前日に控えた恵茉は、同じクラスの幹也から突然"陽介菌"と言って手を机に擦りつけられた。菌の元である陽介は教室の隅の席で突っ伏していた。小学二年生のころから始まった陽介への…

気軽に読める、500字未満の掌編をまとめています。 1.気が付かなかったかと言われても → ブロマンス 2.可愛い友達 → 百合 3.心中立てもできないくせに → 成人済男女 4…

友達五人と黒山で遊ぼうということになった。黒山は日中でも薄暗くてあまり誰も寄り付くようなところではなかったが、ハマっていたゲームにも飽きた俺たちは不気味な黒山への興味が引きたてら…

小学生から高校生になるまでちゃんとした関わりがあったわけでもないが、それでも共通の部活や補習授業を通した腐れ縁の二人。アカネとミカタ。 普段からアカネの塩対応ばかりを見てきたミカ…

　ダイキ、ゴロー、ヒカは「もしも現代で口裂け女に出会ったら」の想像をしていた。 　弱点であったはずのポマードは今の口裂け女に効くのか、思案していく。 　そして実際に「口裂け女」ら…

　急に、小学生だった時のことを思い出した。 　旧校舎の理科室にまつわる、ある噂を聞いた時のことだった。 　わたしには友達がいなかった。 　だからわたしは、※※※※※することにした…

小学生暗いからおばあちゃんは「部屋を真っ暗にして寝てはいけないよ。幽霊の通り道になるからね」と寝る前に言い続けた。おかげで僕は真っ暗が怖くなって常夜灯をつけて寝るようになっていた…

一軒の荒屋が道を歩いている中年の目に止まる。これはレナちゃんの家だ。レナちゃんというのはその人が小学生のとき同じクラスだった子だ。かつてこの家でレナちゃんの死体を見つけた（と捏造…

　「私」は高校生の時、小学生時代の友人である美也子と、公園で久しぶりに再会した。その後も彼女と公園で会うようになったが、上手く話が弾まない。あるとき、彼女がこう告げた。「人は死ん…

クラスでいつも一人ぼっちな中野いちごは突如、息甘かすみから、告白をされたーー。 そんな二人のすがたを描いていく、百合学園物語！！！！ ※百合が苦手な方は、読むのをやめた方がいい…

【光文社「第20回ショートショート公募『箱』」一次選考通過作品】 　小学校からの帰り道、優太くんと典子ちゃんは、小さな子供にいじめられている子猫を助けました。 　優太くんのお母さ…

夢の中のサラダはしっかりとした日本語を喋っていた。サラダとは克己が小学生の時に飼っていた雌の柴犬の事だ。「ペットは絶対に駄目よ」と拒否する母親を１年以上も説得して、やっとの思いで…