「夏」を含む小説

中学3年生の枯芝見風には、花咲紫苑という幼稚園の頃からの幼馴染がいた。 紫苑のとある告白をきっかけに、二人の距離は離れてしまうのだが、水泳の補習授業で彼らはもう一度顔を合わせるこ…

男子高校生が休日一人、教室で勉強をしていると突然、同じクラスの女子から声を掛けられる。そして、いろいろあった末に空き教室で男女二人、片方が勉強して、それを見守るという思議な空間が…

夏の水分補給はポカリスエット。 『こんなポカリスエットのCMあったらいいな』 そんな想いを込めて書いてみました。 これはmonogataryに投稿したのを転載した1分小説です。…

　夜の街に佇み、迷子のように辺りを見回す少女。 　その横顔には、過去に失った大切な人の面影があった。 　22世紀初頭。ヒューマノイドが至る所に浸透し、人々の労働力を代替している…

カクヨムオンリーです。 クロノヒョウさんの自主企画「2000文字以内でお題に挑戦！」の参加作品です。 お題企画以外に短編集「小椋夏己のア・ラ・カルト」長い長い話「黒のシャンタル…

夏休みに田舎の実家に帰った小学２年生の春日太郎。 道端にあったトンネルを見つけ、そこから奇妙な体験をすることになる。 トンネルの先で出会った少年に「ファミコンやってくれないか」と…

あの日、僕の進路は死にました。 お前の所為です。

　梅雨が長引くこの季節。夏休みを間近に控えた教室はいつも以上に活気に満ちていた。 　中学2年生の紀明は、幼馴染みの由衣と週末の花火大会の話をしている。

愛想を尽かされた恋人の下着を青年は手放さず、今日もランドリーへ通っている。 自暴自棄の果てに出会った男は上から目線で青年を諭すが、青年は男の醜態を目にした途端に形勢を逆転させるが。

第五回こむら川小説大賞出品作どす

高二の夏、クラスメイトの天ヶ崎寧音が突然話しかけてきた。 「幸せって、何色だと思う？」 そして始まる色探し。一夏の、淡い思い出。

風邪をひくと、人恋しくなる。 いや、人恋しくなるから、風邪をひいているのか。 熱にうなされて、思考はままならない。 この火照りも、風邪によるものか、恋しさによるものかは分か…

リノウ式魔導工学によって、ガラス製品の大量生産が可能になった。 愉快なガラス製品を思いつく限り書いてみた。 参考 吹奏楽のためのスケルツォ第2番≪夏≫ 作曲：鹿野草平 S・ⅰ…

　２０７９年人間拡張機械(ヒューマンアンプリフィア)としてのパワードスーツ，「装甲具」が普及した時代。 　西園寺英理は年々増加する装甲具犯罪への特別対策部隊である「警視庁特別装甲…

旅行行くと、たまにありますよねこういうこと。え、ない？ ※世間一般で言うところの流血は（ほぼ）ないし、人が死ぬシーンも（解釈によりますが）ありません。 でもグロ描写はあるので…

綾野咲良(あやのさくら)は、女子高の2年生。いつの頃からか、酷い「いじめ」に遭っていたが、本人は「困るな」くらいにしか思っていなかった。 そんな夏のある日、そのいじめグループの中…

高校三年の夏、ヒイラギトモキは燻っていた。学祭で見た絵が良かったという曖昧な理由で美大志望と進路調査票に書いたが、今一つスイッチが入らない。そんな夏休みのある日、漫画を描いていた…