「月夜」を含む小説

【あらすじ】 それはここかもしれないし、ここではないかもしれないが確かに存在する世界だ。 その世界では「月夜製作所」といって夜にまつわる様々なことを管理しているところがあるらしい…

「温泉に行かない？」――彼がポツリと言った、その一言が「始まり」だった。それは同時に「終わり」を告げるものだったのかもしれない。 ちょっぴり不思議で、ちょっぴり切ない、ＲＡＹの…

　視点人物の月島灯のアパートにある夜予期せぬ訪問者がある。 　学部は違うが大学が同じで卒業後も付き合いがある桐島薫だ。 　薫が持って来た大きなキャリーバッグから灯はどうやら薫が宿…

「セイレーン、貴女に会いたい。歌を聞かせて・・・？」 冷たい月夜に、少女が歌うは忘れられたメロディ。遠いあの日に見た、セイレーンに焦がれるひとりの少女のお話。

学校の言い伝えで､"夏祭りの夜､十二時零分に学校のプールサイドで六人が同時にプールサイドへ話しかけると誰もいないのに返事が返ってき､試した者には不幸が続く"というものがある｡日々…

霊感体質の彗太が入居予定のマンションは妖でいっぱいだった！　襲われそうになったところを助けてくれたのは、幼馴染のお稲荷さま・那智。御神木から東京に行き人間界を学んで来いと言われた…

幼くして宿敵に両親を奪われた彼女は、復讐心をくすぶらせたまま、自らの意志で果てなき道を歩み始める。だが、十年の時を経て忠実に再現されたある事件をきっかけに、彼女の胸に疑念が芽…

SSとも言い難いほど短い恋愛物語。 はじまり、はじまり。拍手！

大学講師の草平は、月夜の浜辺で美しい人魚と出逢う。それから16年。娘の衣緒に、異変が起き始める。 個人サイト「Swallowtail Garden」にて同時連載中。

モルモット好きによる、モルモット愛に満ちた、モルモット好きへの 現代ファンタジー短編です。 モデルはもちろん、十年ほど前まで買っていた、我が家のモル。 今は旦那のアレルギーで共に…

ヒロイン・エフィメラは花梨うさぎさま。 ヒーロー・ジョバンニ、フォーンス王はHoori祟月さま。 ロザリオン王ははやしやさま。 老婆、乳母、フォンテ姫、団員（レベッカその他） 音…

止まない雨はない。が――

村の作物に被害を及ぼす雨。 原因は人食い魚にあった。 村を救うための生贄として選ばれたのは、親友の女の子。 彼女を助けるため、月夜の晩に連れ出し、村からの脱走をはかる。 避けら…

ただ親友たちに贈る感謝の言葉です

たおやかなピアニストの青年が恋したのは、青い月夜に現れたヴァンパイアだった。

時は現代。 人間の少年、御影 司は日本妖怪の大連合『百鬼夜行』を率いる立場にある少女の姿をした妖怪、幽吹に魅入られた。 地獄から送り込まれる冥鬼軍。 母、御影 月夜との対…

　夜中に突然目覚めた私は、誰かに呼ばれていることに気がついた。 　その声の主を探して家の中を歩き始める。 　私と家族と過去の事件。

根の国に近い「箱庭」は、夜の世界である。 そこは朝も昼もないが、温かな安寧の闇に満ちている。 野生の椿が生い茂る屋敷に暮らす青年・長夜（ちょうや）は半身を失った日、山で女の赤ん坊…

十年ぶりで、親友が訪ねてきた。 月の明るい晩だった。 お互いに十年分の年をとっているはずだが、向きあってみると、昨日別れたばかりのような気がした。 自分の狂気を閉じ込めた缶詰を、…