概要
これが長い夏の始まりだった。
学校の言い伝えで、"夏祭りの夜、十二時零分に学校のプールサイドで六人が同時にプールサイドへ話しかけると誰もいないのに返事が返ってき、試した者には不幸が続く"というものがある。日々風圭は言い伝えを検証しようと計画を立てた。しかし真夜中のプールサイドを検証するのは大きな間違いだった。これからの出来事がそれを示す。検証当日、夏祭りの後に日々風と友達五人は学校の秘密の抜け道前に集合した。六人揃ったところで抜け道を使い学校に入る。六人は歩くこと数分でプール前に着いた。丁度、雲ひとつなく満月が眩しく輝いていた。プールの水面には月が映っている。六人がプールサイドに行くと誰かが倒れていた。恐る恐る近づいて見るとクラスメイトで学年委員の中沢明美が死んでいた。「中沢は誰からにも恨まれることのない性格だった。それなのに何故?」
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