読み進めていると、何度もびっくりさせられます。短歌連作も利いてますよね。先に読んでおくと更に楽しめました。そんなサプライズ要素だけではなく、語り口や会話の瑞々しさも光る作品だと思います。もう一度読みたいと思いました。
これは愛の物語である。これは哀しみの物語である。この短い物語のなかに何回のどんでん返しがあっただろう。まさにドミノ倒し