概要
村のために親友が死ぬ。拒むか、受け入れるか。少女たちの決意。
村の作物に被害を及ぼす雨。
原因は人食い魚にあった。
村を救うための生贄として選ばれたのは、親友の女の子。
彼女を助けるため、月夜の晩に連れ出し、村からの脱走をはかる。
避けられない別れなら、どう受け止めて明日を迎えればいいのか。
二人の少女が導き出した、それぞれの答えとは。
同時投稿「沼の花」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880890714
原因は人食い魚にあった。
村を救うための生贄として選ばれたのは、親友の女の子。
彼女を助けるため、月夜の晩に連れ出し、村からの脱走をはかる。
避けられない別れなら、どう受け止めて明日を迎えればいいのか。
二人の少女が導き出した、それぞれの答えとは。
同時投稿「沼の花」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880890714
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは、民話か神話か。美しい雨の夜、命を求めて駆ける二人の少女の物語。
あなたを好きなこと、今起きていることの理由、どうしても助けたいこと、助けたいのは誰かということ――。
二人の少女が抱えるにはあまりにも大きすぎること。
それを、たった二人で考え抜いた、一夜の物語です。
レビュー文を書かせてもらっていますが、正直なところ、物語を言い換える言葉が到底思いつきません。
凄すぎて。
「白矢の雨」と呼ばれる不思議な雨が降る里と、雨を降らせる不思議な魚と、その沼に咲く美しい野矢芽の花――。
幻想的な夜の景色の中、短文で構成される文章が、死から身を守ろうとする少女二人の一夜の葛藤を、自分の身に起きていることのように鬼気迫るものとして体感させてくれます。
まずは読ん…続きを読む