「旅人」を含む小説

少々性格に難がある旅人ディーコンは目的もあまりなくこの広い宇宙を旅している。 寄り道しかしないこの旅路にはいったいなにがあるのだろうか、と後先考えずただワクワクしてる残念な主人公…

今から遥か昔、ここから遥か彼方、ひとつの星から翼を付けた生き物に乗り、空を越えて暗い宇宙へ旅立った二人の男女がいた。二人がその星を脱出しなければならない理由には、民族間の争いと古…

父親を亡くしたロンは教会を飛び出したが、家に帰る途中で旅人だという男と出会う。 その男が奇妙なことを言い出すと、遠くから光が近づいてきて……。

彼は未来を失った。それでも、約束を果たすためと旅に出た。 彼女は未来を掴みたかった。ゆえに、通過儀礼にすべてを賭けた。 ロクサーナ聖教の総本山、シャラクを目指す旅人イゼットは、…

「ツクモくん、残念だったわねぇ。あと半年で卒業できたのに」 　１０年前、ラクロア魔法学園初等部の６年生だったツクモは、入学してから何一つ魔法が使えなかった。 　そのため担任の…

　数人の冒険者たちが照明を消した酒場に集まっていた。 　旅人から聞いたばかりの『百物語』をしようと盛り上がったのだった。 　百物語が終わると不思議な事が起きると言う。

アトリス王国の有名貴族ガーデニー家長女の私、ロミリアは亡きお母様の教えを守り、回復魔法で貧しい人を治療する日々を送っている。 しかしある日突然、この国の王子で婚約者のルドウェン…

旅人よ、行きて伝えよ、ラケダイモンの人々に、我等かのことばに従いてここに伏すと。 2001年9月11日に実際に起きた事件、実話をもとに執筆しています。 タイトルに引いたレッツ…

　幾千、幾万とある『物語』の世界を隔てる沈黙の霧――。 　その中を渡り歩く旅人たちがいた。 　物語を『あるべき姿』へと戻す――調律という力をもつ『語られぬ英雄たち』。 　物語に『…

　木曽川の付近に新しい奉行所が開かれて、侍たちは忙しく働いている。ある日、中山道の山間部にて旅人に迷惑をかける謎の集団がいるとの届けを受け、与力からの命令で三人の同心が動く。

帰り道が分からない、故郷へたどりつけない。（※重複投稿しています）

旅人とその影の話（※重複投稿しています）

旅人とナイフの詩。です。（※重複投稿しています）

連作短編です。

街の骸を縫い留める旅人の物語

　自分の正体もわからず、ただ夢を旅し続けるドリー。ある日、そんな荒唐無稽でシュールな夢の世界で、彼は現実世界の女性、ケイに出逢う。彼女と共に旅をすることで、ドリーは自分の正体を知…

世界中を襲ったあの「大災害」から数十年が経過した世界。都市は大海に沈み、農地は草原へと帰り、略奪者と恐ろしい生物が跋扈する。旅人はその中で、自分らしく生きる人々に出会っていく。

「殺伐感情戦線」の「肉」参加作品です。 夜盗として、夜な夜な人を襲い、ナイフで身体を切り裂き、突き刺すことに生きがいを見出す女。今宵もひとり、黒衣の旅人に狙いをつける……

忌々しい故郷に戻ってきた。 幹部たちが主催する｢青雲の肆｣によって幼い子供達に殺し合いをさせることで秩序が保たれている国、コーシャス。 名もなき旅人は｢青雲の肆｣で生き…

　戦争の真っ只中、旅をする青年がいた。自由気ままに、今日が良ければ明日は知らないと、何者にも囚われずにただ毎日を謳歌する、それだけなのだと。 　だが、青年は見てしまった。 　…