「ただわたしだけが」を含む小説

23歳になり、一人暮らしを始めて田舎に引っ越してきた美雪。そこで彼女は、隣人の園宮に出会う。 ミサという1匹の猫を通して出会ったふたりは、何に向き合い、何を知っていくのか。

わたしはくらげとまわりの人から呼ばれている。かわいそうな子、と大人たちはわたしのことを嘆く。その後くらげは。

人魚姫になるのが趣味の、女の子のお話です♡

わたし、神本ゆめ！ おじいちゃんおばあちゃんの家は、神本書店っていう、小さな書店なんだけど。 今、絶賛閉店の危機の真っ最中！ そんなとき、同じクラスの自称魔法使いを名乗る、桐谷啓…

太平洋戦争末期、「わたし」は、勤労動員先の工場にて「柴田美智子」と出会い、彼女が演じる残酷なおとぎ話をモチーフにした影絵劇に惹かれた。 現代、「レイナ」と呼ばれるアバターの「わ…

南谷 悠里(みなみや ゆうり)と北見 咲来(きたみ さくら)は、お互いとても仲のいい、けれど周りからは不釣り合いだと思われている親友同士。 けれど、悠里は知っている。 咲来はきっ…

　混乱・騒擾・戦争 命というものが誕生した創始から続く混迷は、開明の時代に生命の存在意義と平和への道を確実なものとして見据えた。 主人公のわたしの名前は今日（きょう）。 補足…

タイトル通りのエッセイです。お菓子を題材にした小説を書いたとき、カカオ豆からチョコレートを作るシーンがあって、実際にわたしも作ってみたので、せっかくだから精神で文章化してみました。

東条朝陽が生まれてから十二年の間を過ごしてきた、『八雲町』にはなにもない。 かろうじてコンビニはあるが、全国チェーンの牛丼屋や中華料理屋、イタリアンレストランはない。 目立ったお…

光源氏とそれをとりまく女たち、宇治十帖の主人公、薫と匂宮とそれをとりまく女たちについて、わたしなりの解釈で、時には真面目に、時には面白おかしく語りたいと思います。

実際にTVで見て、小説を書こうと思いました。 60代の男性。 愛した人は、若く病で亡くなったそうだ。 それ以降、その1人の女性だけを愛して時を過ごす。 貞操も守り続けている。…

彼女が私のところにやってくる時はいつもこうだ。 私の身に何か不幸が起こった時、リンカは絶妙のタイミングで私のところへ顔を出す。もちろん何の予告もなく。そう、まさに今みたいに。 …

とある田舎の町。白花町の中学生、白羽ミントは、ある日、取り壊されそうになっている小さなお社の前で、白いキツネと出会う。 キツネは自分を「シキガミ」だと言い、ミントのスマホに住み着…

ずずずっと食うカップ麺はうまいものです。 ところでカップ麺には注ぐお湯の量が記載されていることを気にされたことはありますでしょうか？ わたしはこの時まで一度たりとも気にしたことは…

時はいまよりも少しむかし。なだらかなみどりの山に囲まれた村里で、ひとりの花嫁が嫁ぎゆく。 明治、大正あたりの農村をイメージした、神とむすめの祝福のものがたりです。元は某公募に出…

我々は日常生活を営む中で日々何かしらと隣り合わせになりますよね。仕事の同僚、電車で隣に座った他人、部屋の隣人、レジにいる店員etc...何からも干渉されず、また干渉せずに生きてい…

美空(みく)と叶(かなえ)。 ふたりは身を寄せ合って、静かに暮らし続けている。たとえ何が起ころうと、きっとふたりは離れない。 いや、離れることなど、きっとできないのだろう……

　ペンネーム、水野亜玖亜。大学生。夢はライトノベル作家になること。得意ジャンルは異世界ファンタジーだ。 　そんな私——赤谷綾香は、ある日、小説投稿サイトに投稿した作品にコメントを…