「引く」を含む小説

千里の夢 ～過去夢の力で、妖の血を引く幼なじみを破滅から救う恋物語～から、登場人物の『過去夢』を切り取った短編集。 単体でも楽しめるはずですが、ネタバレ注意⚠️ 生命力を司る…

　暮らしていた森を最強の黒魔女グレタに焼かれ、生活の場所も糧も、妻や幼い娘さえも奪われた木こりのアックスは、勇者ブレイドに誘われて魔王ベルゼウス討伐の旅に出ていた。 　アックス…

"逆さま" におちる話です。 495文字。この数字はカプレカ数。 954-495=495 ※カプレカ操作とは、「桁を並び替えてできる最大の数から最小の数を引く」という操作のこ…

自身にコンプレックスを持つ主人公。そんな彼女が気が付けばパッと見るだけで目を引く、浮世離れした様な華のある容姿を持つ同級生、希龍雫玖と共に、彼の実家である水没屋敷で何故か一緒に夏…

「想像して。ここは教室ではない。貴方は今、広い砂浜に立っている。波音がして、綺麗なアクアブルーの海水が、脚に寄せては引く。冷たくて気持ちが良い。感じてみて……」 　しおんは放課…

――母さんの墓参りへ行くと、そこに魔王城が建っていた。 異世界から来た勇者が魔王を倒して三十年後の世界。エルフの血を引く読書家のアルムは山奥に一人住んでいた。父の消息を知るため…

かつて世界を恐怖に陥れた魔王と呼ばれる者が存在した。長きに渡る戦いの末、仲間達と共に魔王を討伐した勇者。彼はその後とある場所へと隠居し、争いのない平和な世の中を見守りつつ余生を過…

最強の勇者の血を引く子を授かった女大魔王は、それを守るために、勇者と戦う。 そして、彼女は知る。最強の子は勇者の力に負けずに戦い抜き、さらに大魔王の呪いに打ち勝った。その子は、母…

　学園一の聖人君子と噂（評価）されている青年・鏑木（かぶらぎ）竜正（りゅうせい）は、二メートルを越える巨大な芋虫の化物と遭遇する。薄羽を持つ芋虫の化物は、なぜか鏑木を執拗に追いか…

第30回電撃小説大賞用あらすじ 　かつて国家によって人間の記憶への介入が行われた世界。桐谷は母と二人暮らしだが、母は国家におる記憶の改ざんにより重度の障害を負い、発話能力を失い…

おにいちゃん(義兄)の気を引くために、声優になろうとするいもうとちゃん(義妹)のお話です。 【注意】 作者は、声優業界などで勤務した経験はありません。ここに書かれた…

数分で読める掌編です。少ない文字数に、行間にこもる想いをお楽しみいただければ。

第四回偽物川小説大賞 https://kakuyomu.jp/user_events/16817139556223025327 に向けて書かれた作品です。 古代中国の神話を元に書…

「あんたなんて、いらないのよ！　この、役立たずっ！！！」 「邪魔なのよ、さっさと出ていきなさいよ、このゴミ」 姉よりも劣っているという理由で家族から罵られる、小さな王家の血を引…

筋金入りの猫好き青年が足を踏み入れた、夕闇色の場所。 俺はここにいていいのだろうか？　戸惑う青年の手を引く少女は、柳色の瞳を細めて微笑んでいた。 動物支援のチャリティー用に書…

古代中国、春秋時代。百合。 斉国の公女、玲姜の輿入先である那国が、敵国の急襲を受けて滅亡した。 騎馬民族の血を引く玲姜の官女、麟は師父の命に従い、彼女を斉国へ落ち延びさせることに…

ふわふわ浮かぶ、妖精の血を引くというクラス女の子を好きになってしまった主人公は、ある日彼女に告白をするが……。

「もう僕に嘘は付けないよ、藤李」 　目を細め、蠱惑的な笑みを浮かべる上司は最高に色っぽくて最高に怖かった。 先代国王の弟が謀反を起こし、先代国王の実子である瑠庵が即位して早…

生きることに、虚無感を感じているユナは、街中に立ち寄った本屋で、不思議な絵本に出会う。 その絵本に書かれた内容を頼りに、ユナは、自分を忘れるために、絵本に描かれてある森を探して歩…

高校で出会った女子生徒は「前世を覚えているの」と語った。話を聞くと彼女は前世で姫だったらしく、王子と結ばれたのに、殺されてしまったと言う。今生では王子と添い遂げると言い出す彼女に…