そして平和が訪れて、勇者でない僕に出来ること。

木林藤二

魔王軍軍師編

全ての始まり


「もうお前はついて来るな」


──っ!


「口先ばかりの役立たずめ。散々足手まといだったし丁度いい機会だ」


──なんだと!


「努力の後がまるで見られません、これは神罰です」


──そんなこと……!




「じゃあな」



──嘘だろ……。


──友達じゃなかったのかよ……。


──置いてかないでくれよ……!



 月日が流れ、俺と別れたそいつらは魔王を倒した。

 異世界には平和が訪れた。

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