「人外」を含む小説

誰も立ち入らない森の奥に住んでいる鬼の誘鬼は、ある日近くに少女が二人近づいていることを察して、いつものように脅かして帰らせようとした。 けれど1人は悲鳴をあげて逃げ出したが、片方…

「お前、ここで働かないか？」 　その一言で働くことになった俺。喫茶店のスタッフは、なんと二人ともドラゴンが人間になった姿だった。なぜかは知らないが、二人はメイド服を着て喫茶店を…

二千年もの間、平和の続いた王国に悪意をもたらす転生者たち。 そんな転生者たちに、家族を、恋人を、幸せを、平穏を奪われた者たちによる、復讐と報復の物語。 虐げられ、搾取される側にも…

田舎の小さな村で暮らしていた少年・キサラ。彼の生涯は村の中で終わるはずだったが、地上に現れたという魔王の噂をきっかけに旅立ちを迎える。 心配性の兄、キサラを溺愛する魔女が勝手に…

ここは世苦亡の宿。行き方を知らなければ行くことのできない宿 ここの従業員は皆人外ばかり。この宿に囚われた、人外ばかり。 宿の人外たちはお客様の○○をもらい、お客様は癒しを得る。 …

異界への入り口がそこら中に開いていた時代。久遠寺一族は、か弱き人間のために戦い、旅商人のレバンジは怪しい商品を売りながら人間の闇を見て楽しんでいた。 ※『人外捜査官久遠寺煌』の…

　大蔵一族が経営する喫茶店「黄泉平坂の茶処」。ここは、仏も恋に落ちる味を提供するとして明治創業以来大繁盛の店であった。しかし、令和のいま、黄泉平坂の茶処は廃業の危機であった。五代…

　ある晴れた日に、ぼくたち４人は、小学校の大事な二宮金次郎像をこわしてしまう。そのバツとして、夏休みの宿題である自由研究を、学校で一番の出来に仕上がりにするように求められる。

まじない師と呼ばれる職業が存在する世界。地方の山岳を治めるまじない師の名家に生まれた少女は、何の才能もなく、非力であったことから、家族は愚か使用人たちからも冷遇されていた。 そん…

それはそれは昔の話でした…そんな神話が強く根付く町「永夜町」そこには人間を食らう恐ろしい人外が生息している。そんな人外を討伐する「封印業」───善とは、悪とは何か。そして罪とは。…

何もかも失った。全て失った。 ただ心が痛む。 自分の傍にいてくれる人を探している。 そんな心をなくした少年。 人に裏切られ、人を憎み、人を恨んだ。 そんな蛇神様。 この2人の…

※アルファポリスにて先行公開されている作品です。先読みしたい方はアルファポリスへどうぞ。 ナターシャは皇太子の妃だったが、数々の悪逆な行為が皇帝と皇太子にバレて火あぶりの刑とな…

柄(つか)・・・刀剣や弓の、手で握るところ。握りや鍔(つば)などがある部分の総称。 剣身・・・刀剣のなかみ。 実際に何かを斬る部分。 伝説の剣を手に入れたが、鍔(つば)の先に付…

　田んぼだらけの田舎に住む少年、征司（まさし）は神主の”じいちゃん”が大好きだった。 　じいちゃんは数多くの人外の話を征司に聞かせてくれた。 　自然に宿る精、山に住まう姫、そ…

気がついたら異世界に魔族として転生してた女の子、神崎莉乃《かんざきりの》。生まれたばかりで右も左もわからない状態でスライム達と仲良くなり、気がついたら周りには大量のスライムが集ま…

新日本和国にはひとつ不思議なことがある。それは、何事にも一定の成功を収めた人間は早死にすることが多い……ということだ。スポーツ選手、歌手、作家、俳優、映画監督、漫画家等その業種は…

　この物語の主人公、九十九卯魅花（つくもうみか）は、怪異専門の探偵である。 　年は三十歳。 　身長が高く、背中まで髪を伸ばしている。 　 　彼女は、怪異が関係していると思われる…

魔王が勇者によって滅ぼされて起きた、魔族による大規模侵攻。 白髪の少年、アルシア・ラグドはとある3体の高位魔族と共にそれを終結に導いた後、自らに封印を施し人知れず長い眠りに着い…

様々な種族が暮らす、ラスタ王国首都・グリムバルド。 そこには一風変わった工房があった。 顔のない種族・デュラハンの鎧兜の製作を請け負う『シュトライザー工房』である。 そこに弟子…