「午後」を含む小説

白薔薇のもしものアフター小話。セルフ二次創作みたいなやつ。 本編ネタバレなし。読んでも読まなくても大丈夫……な、はず。 いつしか読み返してBLらしいことしたくなったんです。ライ…

五月なのにもう暑い日、明珠女学館大学の日本史研究室では、四年生の学生二人と、研究室の「ヌシ」である年齢不詳の教員とで、高校生が送ってきた「謎の城跡」の資料についての討論が始まって…

午後一時。無人駅。錆びた標識。打ち上げられたボート。静かに波が打ち返す砂浜。静寂の中、遠くで鳴くツクツクボウシが一匹。夏の終わりに出会った、孤独な二人の一週間。

「いいともを滅茶苦茶にしよう」タモリに恨みはないが、そういうことになった。 一九九六年、高校生活最後の夏休みに、なにかデカいことをしてやろうと企んだ、取り柄のない男子高校生三人…

美人で可愛いと評判の私の妹…ローレ・マリーナ・ダイスラー伯爵令嬢はある日私にこう言った。 「お姉様…私にお姉様の婚約者を下さらない？」 昼下がりの午後…紅茶を飲みながら妹は信じ…

｢なぁなぁ、俺の話。聞いてくれよ。｣ 恐怖体験をした｢貴方｣の友人の話、聞いてみませんか？

-We're Combat Ready- よく冷房の効いた気だるい完璧な夏の終わりの午後。 外から窓をブチ破って対戦車擲弾が教室の中に飛び込んできた。

　ごく普通のOLの岡崎彩花には付き合っている彼氏がいて、結婚も頭の中にはあった。だが、そんな彼氏から突然別れ話を切り出されてしまう。でもそれは、朝のテレビ番組で見た占いで予見され…

ある日の午後、鉢合わせた太宰と中也。どちらも無自覚に嫉妬している様子。

赤石一(あかいしはじめ)は、どこにでもいる普通の高校教員。 　そんな彼が担任している第三久須師高等学校1年1組には、【普通】の女子高生、御伽噺 楓 (おとぎ かえで)、蹟大 美雨…

オオサンショウウオとおひるねをする。

デパートの惣菜屋で働く新海沙里と、店長・尚美さんの交流を描いたストーリー。沙里と尚美は2人共、三日月というバンドを応援していた。沙里はその共通の趣味のおかげで尚美と仲良くなれたと…

渋谷のとある午後の記録。

七月十日、午後三時〇七分、近隣住民から異臭有りとの通報を受け、付近の交番から二名の警官が出動した。確認のためアパートの一室に入るも、悲鳴を残して出てこない。その後さらに五名の警官…

世界が水没しつつある南関東で、彼女は地域の桜についての伝承を調べている。

高校受験が迫ったある日の午後。美しい黒髪の女子高生と再会する。彼女は僕が7才のときに地獄に送った幼馴染だった。地獄から生還した彼女は超一流の魔術師に成長していた。 彼女は僕が4才…

ワンルームアパートで1人で過ごす土曜日。 僕はホットケーキを焼いていた。 その時、ある女から電話がかかってくる。 最寄駅近くのスターバックスで出会った不思議な女だった。 女はス…

十六歳の誕生日の前日の午後十一時。父から告げられたのは「実は櫂はお父さんの子ではないんだ。」という衝撃的な事実だった。しかし、櫂はどことなくその事実を感じ取っていた。暖かい家族の…

妹の結婚式前夜、妹が死んだ。 自殺だった。